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「微粒子可視化システム」の新商品
「粗粒子専用可視化システム」の市場投入について
2010.01.21

対象分野を大幅に拡大
 新日本空調株式会社は、既に当社独自技術を深化させて商品化を行った「微粒子可視化システム」のコア技術(可視粒径:80ナノメートル)を活用し、比較的大きな粒子(対象粒径:5マイクロメートル以上)を対象とした新商品「粗粒子専用可視化システム」を開発し、2010年1月20日より市場投入を開始しました。
 本システムは、製造現場で問題になることの多い、5マイクロメートル以上の比較的大きな粒子に着目したもので、「微粒子可視化システム」の新商品ラインナップとして、低ノイズCCDに、カメラ設置位置に関わらず画面全体にフォーカスを合わせることのできるチルト機構を搭載した新開発のカメラ、および専用のソフトウエアで構成されるカメラシステムと、既に市場投入しているレーザシート光源「パラレルアイ」をワンセット(定価:10,000千円)とするシステムです。
 本システムの導入により、「微粒子可視化システム」の商品ラインナップが充実することになり、電子ディバイス関連産業のみならず、医薬食品分野や太陽電池関連分野等への幅広い市場展開が 期待され、環境改善提案や省エネ化、効率化を推進し、中期経営計画で標榜する「環境設備企業」への変革を更に推し進めていきます。
1.新商品「粗粒子専用可視化システム」の概要
 粗粒子専用可視化システムは、新開発カメラ、および専用ソフトウエアで構成されるカメラシステムと、既に市場投入しているレーザシート光源「パラレルアイ」で構成されており(図−1、写真―1参照)、製造現場などの環境に存在する5マイクロメートル以上の比較的大きな粒子(粗粒子)の挙動をリアルタイムに映像化し記録することができる当社の独自システムです。
 これまで、粒子の散乱光を得るためのレーザシートに対して、カメラ位置によっては、画面に映るすべての粒子にフォーカスを合わせられない場合がありましたが、これを解消できるチルト機能を搭載し、粗粒子に対して感度をもつことを独自に検証した低ノイズCCDを使用した、新開発カメラを採用しました。
 また、専用ソフトとして、映像内の粒子をより鮮明にする強調機能を搭載した他、ダイレクトキャプチャ機能、静止画取り込み機能、画像蓄積(トレース)機能を持つ「Particle Eye DIF」を標準搭載しました。「パラレルアイ」は、既に単体でも20式以上の販売実績を持ち、レーザシートの的確な照射が容易な可視化用光源で、当社独自の可視化技術を生かし、照射位置からの距離に対して光量の減衰が非常に少ない特徴を有しています。
 本システムは、レーザ内蔵型でありながらコンパクトな構造で、現場での可搬性に優れており、更に、シートの広がり幅やレーザの出力を調整することができるため、より粗大な粒子のみにターゲットを絞ることも可能です。こうした構成により、従来の汎用タイプの微粒子可視化システムに対して、利便性を高めつつも安価なシステムを実現しています。
2.新商品「粗粒子専用可視化システム」の市場投入に至る経緯と事業内容
 新日本空調(株)は、2008年4月から始まった新規3ヵ年経営計画「新日空 Target Plan 2010」で掲げた基本課題である“収益源の多様化”と“現行事業領域の強化”を推し進めるために、2009年には、「当社独自技術や環境改善提案等の総合的営業展開を図ることによる新事業領域100億円の展開」に向けて、「微粒子可視化システム」の表面付着粒子のカウンティングオプションや遠隔監視システムを利用したエネルギー効率運用サービス(SMART:スマート)の販売を開始しました。
 今回は、その第3弾にあたるもので、数マイクロメートル〜数十マイクロメートルの比較的大きな粒子で問題を抱える事例が増加している点に注目し、微粒子可視化のコア技術はそのままに、ユーザーライクで安価なシステムを商品化しました。
 従来、こうしたターゲットの評価で用いられる、落下粒子を待ち受けて顕微鏡などで検査する暴露法や吸引方式のパーティクルカウンタだけでは、環境中の粗大粒子の問題解決が困難な場合があり、従来は汎用タイプの微粒子可視化システムを活用していました。
 一方、そうしたお客様からは、『微粒子までは検出できなくても良いが、安価に本技術を活用したい』とのニーズが多く寄せられており、こうしたご意見に基づき、5マイクロメートル以上の比較的大きな粒子に着目した「粗粒子専用可視化システム」を開発することになりました。
 本システムは、これまで対象であった電子ディバイス及びその関連部材産業市場 だけでなく、医薬品、食品、塗装、太陽電池、2次電池製造、および商品評価などの幅広い市場への展開が可能となります。
 今後は、本システム(ワンセット定価:10,000千円)の単体販売のみならず、本システムを活用した環境改善提案、生産環境の効率化や省エネ化を実現することにより、既に先行している微粒子可視化システムやエネルギー効率運用サービス(SMART:スマート)等との総合力を発揮しながら、「新事業領域100億円」の実現に向け、まい進する所存です。
3.今後の展開
 既にHP(http://www.snk.co.jp/)にてご案内している、浜松ホトニクスと共同開催(2/10)の技術セミナーにて、新商品ラインナップの「粗粒子専用可視化システム」の実機をご紹介します。
 今後は、微粒子可視化技術をコアとしながらも、適用ターゲット別のユーザーライクな商品ラインナップの投入と、市場拡大展開を進めます。
4.本件に関する問合せ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 広報課 高辻 勇
TEL: 03−3639−2332(ダイヤルイン)
FAX: 03−3639−2734
E-mail: TAKATSUJII@snk.co.jp

新日本空調株式会社 ビジュアルソリューション事業部 岡本 隆太
TEL: 03−3639−2374
FAX: 03−3639−2377
E-mail: OKAMOTOR@snk.co.jp

粗粒子専用可視化システムのイメージ


粗粒子専用可視化システム