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『Ag‐ion Master エージーイオンマスター【特許出願中】』を開発
〜省エネ蒸気レス空調に最適!!気化式加湿器の細菌・真菌を大幅に低減〜
2011.11.7
 
 新日本空調(株)は、業務用空調向けに銀イオンを利用した殺菌技術を開発し、実用化に成功しました。本技術を利用し、銀型ゼオライトを用いて気化式加湿器への給水に銀イオンを含有させることで、加湿器エレメント表面や、ドレン水中のレジオネラ属菌等の微生物の繁殖を抑制することを確認しました。この銀イオン発生装置として気化式加湿器用の“銀型ゼオライト充填カセット(Ag‐ion Master)”の製品化を行いました。
 本製品を採用することで、気化式加湿器のエレメントにレジオネラ属菌などの細菌の発生を抑制することができ、細菌の室内への飛散がなくなり、感染症の有効な予防対策を実現します。また、雑菌による臭気発生を抑制する効果も期待できます。衛生機能面では、蒸気式加湿器に劣らず、省エネルギー性の面でも蒸気式から気化式に変更することで最大65%程度のエネルギーの削減が可能になります。
 今後当社は、省エネ、節電対策を必要とする様々な用途の施設を対象とし新築・リニューアル・修繕計画などにも盛り込み、ビルオーナー様や建物資産管理担当者の皆様方へご提案致します。
Ag‐ion Master システム構成図

殺菌効果:フィールド試験結果(加湿エレメント流下後水中菌量)
注)CFU/100μlとは、100μl中のおおよその菌の個数を表します。

1.開発の経緯
 気化式加湿器は、加湿エレメントに水道水を滴下、浸透させ、濡れ状態とした表面に処理空気を通風し、水分を気化させることで空気の加湿を行うもので、業務用や産業用加湿器の主流として使用されています。
 また、改正省エネ法の施行など、空調の省エネルギー化が急速に進められる中で、蒸気熱源や噴霧動力の不要な、省エネ性の高い方式として気化式加湿器の優位性が、近年益々注目されています。
 しかしながら、加湿器へ給水する水質は、レジオネラ属菌等の病原体によって居室内の空気が汚染されることを防止するため、厳しく規定(建築物衛生法による水道法第4条)されており、給水の衛生対策を行わずに、不織布やセラミックペーパーなどの加湿エレメントをそのまま使用することは、処理空気中の空中浮遊菌や微生物の栄養分となる塵埃を補足し、細菌や真菌の繁殖しやすい条件となるため、あまりよい状況とは言えません。
 そこで、新日本空調は、レジオネラ属菌に対する銀イオンと残留塩素の殺菌効果の確認実験を実施し、殺菌能を確認しました。また、今回の銀型ゼオライトが、イオンの過剰な放出がない優れたイオン発生ツールであることも確認しています。
2.製品の特徴
 本製品は、加湿器への給水ラインに挿入するだけで水道水に含まれる塩素と銀イオンの相乗効果によって殺菌効果を発揮します。新築、既設問わず導入が可能な製品となっております。また、取り付けからカートリッジ交換まで当社が一貫して行います。下記に特徴を記します。
 ・ 低濃度で殺菌効果の高い銀イオンによりレジオネラ属菌への殺菌効果が大きい
 ・ 電気分解法などのように電極の清掃や交換などのメンテ作業が不要
 ・ 加湿給水配管に銀ゼオライト充填カセットを取付けるだけの簡単な取扱方法
 ・ 過剰な溶出がなく長寿命で極めて低コスト(1回の充填で1〜2シーズン対応可能)
 ・ 小型から大型加湿器に対応可能
 価格: オフィスビル500uあたり 定価¥40,500(税別)〜¥68,500(税別)*取付け費は別途
銀ゼオライト再充填費:上記の金額の約1/2です。*交換費は別途
 注)気化式加湿器の給水に銀イオンを添加することに安全衛生上の問題はありません。(添付報告書参照)
3.今後の展開
 新日空スマートファシリティーエンジニアリングツールの1つである本技術の他に、HEPAフィルタやUV(紫外線)などの従来技術の微生物捕集・殺菌性能の研究、データベース構築を行っており、微生物対策空調技術の拡充を推進しています。これら他のツールも順次整備し新日空のワンストップソリューションサービスをさらに充実させてゆく予定です。
4.本件に関する問い合わせ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 広報課 高辻 勇
TEL: 03−3639−2332(ダイヤルイン)
FAX: 03−3639−2734
E-mail: TAKATSUJII@snk.co.jp

新日本空調株式会社 リニューアル事業部 設計部  西 浩之
TEL: 03−3639−3170(ダイヤルイン)
FAX: 03−3639−2742
E-mail: NISHIH@snk.co.jp

新日本空調株式会社 首都圏事業本部 ファシリティーソリューションセンター  坂下 行範
TEL: 03−3639−3400(ダイヤルイン)
FAX: 03−3639−2747
E-mail: SAKASHITAY@snk.co.jp