Event & News
「技術の共有」と「問題解決力向上」を目的に『技術発表会』を開催
〜「技術力強化」と「技術の伝承」を目指して〜
2011.12.14
 
 新日本空調株式会社は、12月1日・2日の両日、東京日本橋にある本社の大会議室において『技術発表会』を開催しました。
 この『技術発表会』は、全社技術部門の解決すべき技術課題に関する取り組み成果を発表し、技術の共有と全社技術系社員の問題解決力の向上を図ることを目的に毎年開催しています。
 当日は、全事業部門、技術開発研究所、技術本部、営業本部の他、当社連結子会社の新日空サービス株式会社や、海外現地法人の新日本空調工程(上海)有限公司を含め約80名が参加し、18テーマの発表について活発な質疑や意見が取り交わされました。
 また、遠隔のシンガポールやスリランカの海外現地法人には、Web会議システム等を通じてリアルタイムで配信し、本内容を新日本空調グループとして共有しています。
 当社は、今後も『技術発表会』を定期的に開催すると共に、昨年2月から現場の問題解決力の向上、サポート体制の強化を目的に運用を開始した『現場の見える化』システムと合わせて、「技術力強化」と「技術の伝承」に取り組んで行きます。
1.『技術発表会』の趣旨
 当社は1979年より、全社技術部門の解決すべき研究・開発や技術基準について、討議、決定した内容を発表し、技術の共有を図ることを目的としたEF(エンジニアリングファーム)発表会を年1〜2回開催していました。また、1983年からは、全社技術部門に関連するやや高度な専門的技術課題の周知、理解深耕、教育を目的とした中堅技術者向け技術研修会(Tコース)も年2〜3回開催していました。
 1994年からは、EF発表会と技術研修会(Tコース)を統合し、全社技術部門の解決すべき技術課題に関する取り組み成果を発表し、技術の共有と全社技術系社員の問題解決力の向上を図ることを目的とした『技術発表会』としてスタートしました。『技術発表会』は、技術本部長主催により毎年1〜2回開催し、今回で第20回目となります。
2.『技術発表会』の内容
 開会に際し、専務取締役 技術本部長 山本 英幸が、「『技術発表会』は、全社技術部門の解決すべき技術課題に関する取り組み成果を発表することにより、問題解決プロセスを“見える化”して情報を共有し、全社技術系社員の問題解決力の向上を図ることにより、顧客ニーズに応えることを目的としている。技術本部長方針として、“技術方針”をベースに“衆知を集める”を基本姿勢とし、“将来技術の創造”と“従来技術の維持と高度化”を、スピード感を持って実現することを掲げている。この『技術発表会』は、問題解決のための社内外の“衆知を集める”重要な場として位置づけられる。」と述べた後、各部門からエントリーされた18テーマの発表と、活発な質疑、意見が取り交わされました。

 テーマは、福島第一原子力発電所の震災復旧に向けた新技術、地冷プラントの運転効率向上に向けた取り組み、製造工場のプロセスライン向け技術、自然エネルギー利用の実測・評価報告、気流の可視化技術、殺菌・脱臭用の製品開発、室内環境評価、機器特性評価、海外の生産工場での取り組み、配管摩擦抵抗低減剤“DR剤”や熱源システムのモデリングによるポンプ制御技術【特許取得済】“P-Q master”、省エネルギー関連技術など、多岐に亘る発表が行われました。
 殺菌・脱臭用の製品開発のテーマでは、本年11月にリリースした、気化式加湿器の細菌・真菌を大幅に低減する“Ag‐ion Master(エージーイオンマスター)【特許出願中】”の実物を展示し理解深耕を図ると共に、発表テーマの中からは、全社で活用できるようブラッシュアップし、水平展開に向けた取り組みに繋がる技術も見出されました。

 『技術発表会』には、当社連結子会社の新日空サービス株式会社や、海外現地法人の新日本空調工程(上海)有限公司からも参加すると共に、シンガポールやスリランカの海外現地法人などに対しては、Web会議システム等を利用して『技術発表会』の内容をリアルタイムで配信し、新日本空調グループとして情報を共有しました。
 全ての発表終了後には全体討議を行い、2日間を振り返った追加質疑応答のほか、技術発表会の効果的運用方法などについて積極的に意見を取り交わしました。

 最後に山本技術本部長より、「企業活動を行う様々な場面で、問題は日常的に発生している。設計・施工現場や営業、管理業務などを行う現場で、これらの問題が歪められたり、隠されたり、見落とされたりせず“見える”ようになっていることが様々な対策を施すことができ、強い企業をつくることができる。当社は、『現場の見える化』を単なるツールとしてではなく企業活動を支えるインフラ的な“システム”として捉えて構築し、昨年から本格運用を開始した。“見える”ことは“気づき ⇒ 思考 ⇒ 対話 ⇒ 行動”という一連の“影響の連鎖”をもたらし、その結果として“問題解決”が促進され“技術の伝承”も図ることができる。この2日間の技術発表会も同じことが言える。“見える化”を“経営思想”と位置づけ、これを粘り強く地道にその実践を続け、“透明性の高い企業風土”を作り上げて行きたい。」と述べ、閉会しました。
技術発表会場の様子

技術発表会場の様子

3.今後の展開
 当社は、技術の共有と問題解決力向上を図ることを目的に、今後も『技術発表会』を積極的に展開すると共に、昨年2月から現場の問題解決力の向上、サポート体制の強化を目的に運用を開始した『現場の見える化』システムと合わせて「透明性の高い企業風土」を作り上げ、「技術力強化」と「技術の伝承」に取り組んで行きます。
4.本件に関する問い合わせ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 広報課 高辻 勇
TEL: 03−3639−2332(ダイヤルイン)
FAX: 03−3639−2734
E-mail: TAKATSUJII@snk.co.jp

新日本空調株式会社 技術本部 技術企画部 佐藤 秀幸
TEL: 03−3639−2702
FAX: 03−3639−2736
E-mail: SATOHH@snk.co.jp