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放射能汚染が懸念される一般建築施設の外気フィルタや空調機等の
交換・除染活動を本格的に開始
〜 一般建築施設利用者の安全確保のため、放射線管理に関する豊富
な知識と経験を活用 〜
2011.12.20
 
 新日本空調(株)原子力事業部は、永年培ってきた放射線管理に関する豊富な知識・経験を活かし、東北支店等、被災地域の事業部門と連携して、東日本大震災によって発生した福島第一原子力発電所事故に伴い、放射能汚染が懸念される原子力発電所以外の一般建築施設(工場、公共施設等)の外気フィルタ交換作業、およびダクト・空調機内部の除染作業を2011年11月より開始しました。
 上記作業は、2011年11月22日に制定された(社)日本空気清浄協会の「放射性物質で汚染されたエアフィルタの取り扱い指針」と作業員の健康障害防止を加味した当社管理規準に従って実施しており、取り外した汚染フィルタは、中間貯蔵施設等が設けられるまで、施設内の安全な場所に一時保管し、作業内容や測定データを詳細に記録致します。
 今後は、東北地方を中心に、放射性物質による汚染の可能性がある地域の一般建築施設を対象として、当該地域の皆様が安心して施設を利用できる環境づくり(環境改善)に貢献していきたいと考えています。
1.汚染フィルタ交換作業開始に至る経緯
 2011年3月11日の東日本大震災後に起こった福島第一原子力発電所事故で空気中に放出された放射性物質により、空調機の外気フィルタ等が汚染されているのではないか、また、その交換作業で被ばくするのではないか、さらに、どのように処理すればよいかという問題が発生しました。
 一方、(社)日本空気清浄協会では、「放射性物質で汚染されたエアフィルタ取り扱い指針検討委員会」を設置して検討を重ね、2011年11月22日に「放射性物質で汚染されたエアフィルタの取り扱い指針」を制定しました。
 こうした中、新日本空調においては、被災地の復旧工事を行うと共に、施設利用者の安全確保と作業員の放射線障害防止を第一義に、当社で制定している管理規準に従い、11月より、東北地方の某施設でフィルタ交換並びに空調機内部の除染作業を行いました。
 同作業を実施した結果、給気フィルタ表面や外気取り入れ空調機ケーシング内部に放射性物質が付着していることが確認されました。
 このことから、他の施設においても同様に、放射性物質が付着していることが予想され、当社は同作業に必要な専門技術と豊富な経験を有する原子力事業部が中心となり、東北支店等、被災地域の事業部門と連携して、被災地域の一般建築施設の空調機外気フィルタ交換作業、およびダクト・空調機内部の除染作業を行うこととしました。
2.汚染フィルタ交換作業に必要な専門技術
 放射性物質が付着したフィルタの取り扱いは、当社が今までに培った「放射線管理区域」に関る知識・経験を活かしますが、この「放射線管理区域」での作業そのものが専門技術であると言えます。
 例えば、
  ・ 「放射線管理」に関する法規、諸規定、知識
  ・ 放射能、放射線の測定技術
  ・ 内部被ばく、外部被ばくの低減手法
  ・ 被ばく管理
など、放射線障害を防止する上で、全てに精通していなければできない専門の技術であると考えています。
3.今後の展開
 東北地方を中心に、放射性物質により汚染の可能性がある地域の一般建築施設を対象として、空調設備(フィルタ・ダクトや冷却塔など屋外に設置される空調設備等)に関わる保守管理並びに交換時の作業員の放射線障害防止を図ると共に、当該地域の皆様が安心して施設を利用できる環境づくり(環境改善)に貢献していきます。
4.本件に関する問い合わせ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 広報課 高辻 勇
TEL: 03−3639−2332(ダイヤルイン)
FAX: 03−3639−2734
E-mail: TAKATSUJII@snk.co.jp

新日本空調株式会社 原子力事業部 増沢 吾朗
TEL: 045−755−2221
FAX: 045−755−2214
E-mail: MASUZAWAG@snk.co.jp