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「微粒子可視化システム」のラインナップを一新
オプションのコントローラで、レーザ光膜を遠隔操作
2012.2.23
 
 新日本空調(株)は、独自技術を深化させて商品化を行った「微粒子可視化システム」の基本構成ラインナップを一新しました。
 基本タイプは、3種類(Type-H、Type-E、Type-B:新ラインナップ概要の写真1、2、3参照)で、カメラシステムにはいずれも専用ソフトをパッケージしており、リアルタイム録画機能、静止画像取り込み機能、トレース機能などを標準装備しています。
 新ラインナップは、利用用途に合った選択が容易で、従来装置と比べてコンパクトでかつ操作性も向上し、レーザ光膜操作用の専用リモートコントローラをオプションで用意しました。
 このコントローラを接続することによって、レーザの発振・停止、光量調整、およびレーザ光膜の広がり幅(全タイプ共通)、光膜中心位置および振動周波数の調整(Type-Hのみ)を遠隔から操作することができます。
 今後は、環境の検証をわかりやすく見える化するために、お客様の現場の評価支援を実施しながら、そこで生まれたユーザニーズを技術ツールとして具現化するための開発を同時に行い、微粒子可視化システムの高度化や派生技術により、商品及び提供技術の幅を広げてまいります。
注) 微粒子可視化技術(特許取得済み)は、レーザ光源とレーザ光のシート生成装置、及び専用高感度カメラ、画像処理ソフトから構成される特殊な撮影技術であり、製造現場などの環境における浮遊粒子の挙動をリアルタイムに映像化し記録することができる、他に類をみない当社の独自技術です。
1.「微粒子可視化システム」の新ラインナップ開発の経緯
 当社は、粒子による課題を抱えている製造メーカや装置メーカなどに対して、専門スタッフによる撮影サービスと、その結果から改善案を提案するコンサルティングサービスを400件以上実施してきました。2005年度からは、「微粒子可視化システム」として商品化を行い、従来にない評価手法として新市場の開拓を進め、現在まで40件を超える受注実績を上げています。また、本システムは国外向けにも販売網整備を開始しており、既に韓国では販売店を設置し、大手企業様に実績をいただいております。
 これら技術を中核に、コンピュータシミュレーションや各種測定・分析技術を統合し、様々な環境や製品評価に対し、独自技術を提供する「ビジュアルソリューション事業部」を2011年度に創設しました。本事業部は独自開発チームを有し、これまでより更に迅速に、ユーザニーズを反映した製品・技術開発に当たっており、今回、「操作性向上・コンパクト化」をコンセプトに、これまでの可視化ユーザの声を反映した改良モデルを開発、発表するに至りました。
2.「微粒子可視化システム」新ラインナップの概要
 新ラインナップは、お客様の視点から、利用用途に合った選択が容易で、レーザ光膜を遠隔操作できるコントローラをオプションで用意しており、従来装置と比べてコンパクトでかつ操作性も向上しました。
 コントローラを接続することによって、レーザの発振・停止、光量調整、およびレーザ光膜の広がり幅(全タイプ共通)、光膜中心位置および振動周波数の調整(Type-Hのみ)を遠隔から操作することができます。遠隔操作が可能になることによって、例えば、撮影作業者が、ひとりでカメラシステムとレーザシステムを操作することができるなど、微粒子可視化の撮影現場における作業効率の向上や安全性の確保を図ることができます。
 基本タイプは、写真1、2、3に示す3種類で、カメラシステムにはいずれも専用ソフトをパッケージしており、リアルタイム録画機能、静止画像取り込み機能、トレース機能などを標準装備しています。
@Type-H(写真1)
 これまでの微粒子可視化システムの最高感度を継承したモデルです。従来品はレーザと光膜発生装置、あるいはミラーが分離していたため、光源のシステム構築には経験が、設置にはスペースが必要でした。今回、これらをコンパクトな光源ヘッド(レーザ波長532nm、大きさ幅296mm×長さ82mm×高さ104mm、コネクタ・脚を除く)に集約し、光膜の設置が容易になりました。
 これまでと同様、半導体・液晶に代表されるエレクトロニクス関連の生産現場から、微粒子をターゲットとする研究開発現場まで、広い応用範囲を想定されるユーザを対象にしています。

写真1 Type-H
AType-E(写真2)
 レーザ光源ヘッド(レーザ波長532nm)はType-Hより出力は低いものの、更にコンパクト化(当社旧型比70%)することで、設置スペースを小さくでき、現場での取り扱いを更に容易にしました。
 カメラには当社で独自開発したコンパクト(Type-H仕様 カメラ比70%)な専用高感度カメラを採用し、手軽に粒子や気流を可視化したい方をターゲットにした、微粒子可視化技術を身近に体験いただけるエントリーモデルです。
 特に、日常管理に携わる様々な業種の設備・生産管理担当の方にお奨めするシステムで、粒子挙動のリアルタイムモニタリングで、日常の問題解決のサポートをいたします。

写真2 Type-E
BType-B(写真3)
 今回、新たに青色レーザ光源によるシステムをラインナップに加えました。Type-Hの微粒子可視化専用超高感度カメラ(製造元:浜松ホトニクス(株))の感度特性に最も適合したレーザ波長(447nm)の小型レーザ発信器を、Type-Eの光源と同じ大きさのコンパクトな光源ヘッドに組み込みました。Type-Hに比べ、導入コストを抑えながらも、カメラの高感度特性を活かすことができるモデルです。
 特に、研究開発現場など、可視化対象は限られているものの、微粒子を高感度に可視化する目的の方にコストメリットが高まるシステムとなっています。

写真3 Type-B
 これらの微粒子可視化システムが、可視化対象とできる粒子の大きさの目安を、模式図1に示しました。周囲の明るさによっても変わりますが、当社システムは対象とできる範囲が極めて広いのが特徴です。Type-Hは最も適用範囲が広く、可視化のための環境を整えることによって0.1μm級の微粒子を対象とした可視化が可能です。また、Type-Eでも、一般的な撮影環境で5μm以上の粒子を対象とすることができます。
 その他、基本モデル以外にも、常時モニタリングが必要となる環境には、その用途に合った光源ユニットと、カメラ、カウンティングなどのオプションソフトウエアの組み合わせを、オーダーメイドすることも可能です。また、本システムを、気流の可視化にご活用いただく際には、各種トレーサ発生装置をご提案いたします。この様に、お客様の可視化の目的に合ったオプション類を多数用意しておりますが、これらオプション類を除く、最低システム構成での販売価格は、Type-Hは1,700万円、Type-Bは1,350万円、Type-Eは750万円の予定です。

図1 各モデルが対象とする粒子の大きさと撮影画枠の関係
3.今後の展開
 昨今、環境の品質要求は、製造現場だけでなく、一般の環境においても高まっており、今後もその注目度は更に上がっていくものと考えられます。こうした環境の検証をわかりやすく見える化するために、お客様の現場の評価支援を実施しながら、そこで生まれたユーザニーズを技術ツールとして具現化するための開発を同時に行い、微粒子可視化システムの高度化や派生技術により、商品及び提供技術の幅を広げてまいります。
4.本件に関する問い合わせ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 広報課 高辻 勇
TEL: 03−3639−2332(ダイヤルイン)
FAX: 03−3639−2734
E-mail: TAKATSUJII@snk.co.jp

新日本空調株式会社 ビジュアルソリューション事業部 岡本 隆太
TEL: 03−3639−2374
FAX: 03−3639−2377
E-mail: OKAMOTOR@snk.co.jp