Event & News
微粒子可視化システムの新ラインナップ「TYPE-L」を販売開始
光源とカメラを一体とし、小型・軽量化を図った新しいタイプの
光膜式モニタリング方式
− 微粒子の挙動を映像化し、リアルタイムで0.5μm以上の粒子を
カウント可能 −
2012.12.20
 
 新日本空調株式会社は、独自の微粒子可視化技術を深化させ、リアルタイムでの粒子計数機能を特徴とした新しいラインナップ「TYPE-L」を市場投入します。
 微粒子可視化システムは、空気中や液中に浮遊する微粒子を様々な場面で色々な角度から観察するために、光源とカメラを分離した特殊な撮影機材の構成としています。既に販売している最高感度の「TYPE-H」、価格重視お客様向けの「TYPE-E」、価格と性能のバランス重視の「TYPE-B」の3タイプに、今回、光源とカメラを一体とし、小型・軽量化を図ると共に、誰でも簡単に微粒子をモニタリングでき、粒子サイズ0.5μm以上の粒子数のリアルタイム計数機能を備えたモデルとして「TYPE-L」を追加しました。
 「TYPE-L」は、2013年1月よりサンプル機による営業を始め、3月から出荷を予定。標準価格は1セット360万円を予定し、来年度、20セットの販売を目指します。
1.新ラインナップ「TYPE-L」の概要
 新日本空調は、長年、空気中に浮遊するサブミクロンサイズ(1mmの1万分の1のオーダで、例えばインフルエンザウィルスの大きさに匹敵)の微粒子まで、その挙動を映像として捉えることができる独自技術を微粒子可視化技術と呼び、受託評価業務や商品販売として展開してまいりました。また、昨年度より首都圏事業本部にビジュアルソリューション事業部を立ち上げ、微粒子可視化システムの市場展開を加速させ、最高感度を有し0.1μm以上の幅広いサイズの粒子に対応できるTYPE-H、サブミクロンは不要だが価格重視のお客様向けのTYPE-E、および、価格と性能のバランスを重視したTYPE-Bの3つのタイプの商品を、既にラインナップしてきました。これらは、光源(照明)とカメラを分離して特殊な撮影機材の構成をとることによって、様々な場面で色々な角度から観察することができるシステムとなっておりました。
 一方、かねてから誰でも簡単に微粒子をモニタリングできることや、微粒子サイズを固定した粒子数の計数機能を望む声も多く、今回、取扱いを容易にするために、光源とカメラを一体とし小型・軽量化を図った可視化ユニットを、モニタリングしたい場所に設置し、容易に微粒子の挙動を映像化し、併せて、0.5μm以上の粒子をリアルタイムに計数することができる機能を持つシステムをTYPE-Lとして、新しいラインナップに加えます。これにより、さらに幅広いお客様に微粒子可視化技術を展開してまいります。
 これまで、空気中の粒子数をモニタリングするには、一定量の空気をポンプで計測機器内に吸引して光源と受光センサーで検出するタイプのパーティクルカウンタが一般的でした。これに対して、当システムは、モニタリングしたい空間に、光源部から照射されるシート状の光(以下、光膜と称す)を照射し、その光膜を横切る粒子の散乱光を対向する特殊カメラで受光し、リアルタイム画像処理することにより、微粒子の映像と計数を行うこれまでにない新しいタイプの光膜式モニタリング方式(図1)です。これにより、検出したい粒子が確実に吸引できているか検証できないという問題を解決すると共に、これまでの計数方式に比べ、粒子を検出するエリアと時間がリアルタイム映像により明確に検証しながら計数できるという利点が生まれます。
 この光膜式の利点は、発塵箇所と発塵量の検出、フィルタや装置からリークする粒子の検出(図2)、あるいは排出される微粒子の全量計数(図3)などに有用となります。今回、販売を開始する微粒子可視化システムTYPE-Lは、この新しい光膜式モニタリング技術を初めて採用したものとなります。
2.新ラインナップ「TYPE-L」の内容
 「TYPE-L」は、可視化ユニットとコントローラおよび専用画像処理ソフトを搭載するパソコンから構成されます(写真)。可視化ユニットとコントローラは3m離れて設置することができます。最低構成で、ユニット寸法は422×150×(H)99mm、また重量は約800gであり、一人でハンドリングできる大きさとなっています。
 また、計数範囲面積が100cm2、映像と計数の速度は1//30秒で、計数結果はリアルタイムに代表的な保存形式であるCSVファイルにて記録されます。また、一般的な照明環境でも良好なモニタリングできるよう、検出粒子サイズ0.5μm以上の計数用と可視化向けに2つのタイプの専用付属品が標準構成に含まれます。
 計数範囲を一定の風速で通過する場合は、計数値を濃度換算が可能であり、例えば、クリーンルームのフィルタ直下ではリアルタイムのパーティクル濃度測定器として使用できます。同様に可視化ユニットを一定速度で動かす場合も同様に濃度表示が可能です。
 「TYPE-L」は、2013年1月よりサンプル機による営業を始め、3月から出荷を予定しております。パソコンを除く最小構成(可視化ユニット、コントローラ、画像処理ソフトウエア)での標準価格は1セット360万円を予定しており、来年度、20セットの販売を目指します。
3.今後の展開
 当社は、独自の光膜式モニタリング方式を、今回販売を開始する「TYPE-L」を皮切りに、今後も独自技術として深化を図り、お客様の現場ニーズにお応えしてゆきます。
4.本件に関する問い合わせ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 広報課 高辻 勇
TEL: 03−3639−2332(ダイヤルイン)
FAX: 03−3639−2734
E-mail: TAKATSUJII@snk.co.jp

新日本空調株式会社 ビジュアルソリューション事業部 岡本 隆太
TEL: 03−3639−2206
FAX: 03−3639−2377
E-mail: OKAMOTOR@snk.co.jp