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浸水防止ダンパ「ジャバッShut」(特許出願中)を開発
原子力発電所やデータセンターなどの重要施設における
空調ダクトからの浸水被害を防止
2013.6.20
 
 新日本空調株式会社は、津波や洪水等の災害発生時に、空調ダクトからの浸水被害を防止するための止水ダンパ「ジャバッShut」を開発しました。
 「ジャバッShut」は、電気や空気等の動力源を一切必要とせず、ダクト内への水の浸入を検知し、自動的にダンパを閉止して浸水をブロックします。
 今後は原子力発電所やデータセンターなどの重要施設にご提案することで、災害に対する施設の健全性維持やBCP対策に貢献して参ります。
1.開発に至る経緯
 通常、建屋内の空調ダクトには火災や煙の拡大を防ぐための防火・防煙ダンパ等は設置されているものの、水の浸入に対する閉止機能は考えられていません。
 これは空調ダクトそのものが天井部など高所に有り、ここまでの浸水を想定していないなどの理由によるものですが、東日本大震災による津波やゲリラ豪雨による大洪水など、近年これまでの想定を遥かに超える浸水災害が発生しています。
 また、空調ダクトは建屋内の換気を行うため外気を取り込むことから通常時閉止することが出来ず、洪水発生時にはダクトそのものが水路となってしまう可能性があり、たとえ建物が洪水に耐えても、ガラリ等の外気取り入れ口の高さを超える水の発生時には建屋内への浸水は免れない状況に有ります。
 当社は、この空調ダクトからの浸水被害を最小限に防ぐため、これまでなかった止水のためのダンパ開発に着手し、この度完成致しました。
2.浸水防止ダンパ「ジャバッShut」の特徴
 「ジャバッShut」は、ダクト内への水の浸入を検知し、自動的にダンパを閉止してダクトからの浸水をブロックします。
 基本構造としては、浸水防止ダンパ下部に浸水を検知する水槽があり、ここに水が溜まると水槽が下がり、連動して上部に格納した止水板が自重により落下しダクトを塞ぐことで水の浸入を遮断するものです。
 津波や洪水発生時の状況を想定し、電気や空気等の動力源を一切必要としません。また、止水板を上部に収納したことで空気の流れを妨げることが無く、本ダンパの設置による風量低下等の影響はほとんど有りません。
3.今後の展開
 東日本大震災以降、地震や津波、洪水といった自然災害に対する関心が一層高まる中、当社が長年に渡り携わって来た原子力発電所の建設や保全工事から得た高度な耐震技術と組み合わせ、この浸水防止ダンパを原子力発電所やデータセンターなどの重要施設にご提案することで、災害に対する施設の健全性維持やBCP対策に貢献して参ります。
 なお、建物や設備の状況に応じて最適なダンパの仕様や設置方法をご提案させて頂きます。
4.本件に関する問い合わせ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 広報課 高辻 勇
TEL:03−3639−2332(ダイヤルイン)
FAX:03−3639−2734
E-mail: TAKATSUJII@snk.co.jp

新日本空調株式会社 原子力事業部 技術企画部 開発課 佐藤 克大
TEL:045−755−2228
FAX:045−755−2239
E-mail: SATOHK1@snk.co.jp