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一般建物用止水ダンパ
「水断羽(ミズダンパ)」を開発
〜空調ダクトから地下の重要設備や電気室などへの浸水被害を防止〜
2017.3.22
 
 新日本空調株式会社(代表取締役社長 夏井 博史)は、ニッケイ株式会社:東京都品川区東五反田3−20−14、株式会社三功工業所:東京都大田区京浜島2−7−6と共同で、ゲリラ豪雨や洪水等の災害発生時に、一般建築物や地下施設等において空調ダクトからの浸水被害を防止する止水ダンパ「水断羽(ミズダンパ)」を開発しました。
 「水断羽」は、電気や空気等の動力源を一切必要とせず、ダクト内への水の浸入を検知し、自動的にダンパを閉止して浸水をブロックします。
 2013年に開発したプラント施設向けの「ジャバッ Shut」と併せて、地下の重要設備や電気室などにご提案し、災害に対する施設の健全性維持やBCP対策に貢献して参ります。
1.開発に至る経緯
 近年、ゲリラ豪雨や洪水の被害が増加しており、建物への浸水対策を施す事例が増えています。建物における外部開口の一つである外気取り入れ口や排気口に接続するダクトを介した建物への浸水を防止することは、BCPの観点から必要な機能と考えられます。
 当社では、2013年に重要施設への津波侵入や建物内部からの溢水による浸水を防止するダンパ「ジャバッ Shut」を開発しました。同ダンパは、地震による津波に対して発電所などのプラント施設の浸水保護を主たる目的として開発され、高い耐震性能と耐水圧を有しております。このような浸水対策を一般建物に適用するに際し、「ジャバッ Shut」の止水原理をベースとして、ゲリラ豪雨や洪水による浸水対策向けに低コスト化を図った一般建物用止水ダンパ「水断羽(ミズダンパ)」を、ニッケイ株式会社、株式会社三功工業所と共同で開発しました(写真-1)。(特許取得済)
2.一般建物用止水ダンパ「水断羽(ミズダンパ)」の特徴
 「水断羽」は、外気取り入れダクト、排気ダクト系統に設置されます。ダクト内へ水が浸入すると水断羽の検知水槽にて浸水を検知し、止水板を閉止して浸水をブロックします(図-1)。浸水検知から止水動作までに電気や空気等の動力源を一切必要としないことが特徴です。
 「水断羽」では、ゲリラ豪雨などによる浸水を防止することを主な機能と位置付けております。そのため、ダクトへの浸水が生じたとき、ダクトが満水にならない段階でも止水性能を維持できるように、止水板の重みを活用する機構とし、止水部を斜めに設けています。また、止水板閉止時の衝撃を緩和するため、2つのカウンターウェイトを設けました。
 「水断羽」の主な仕様は表-1の通りです。
3.今後の展開
 「水断羽」の製造・販売は、ニッケイ株式会社及び株式会社三功工業所が行います。製品カタログや製品情報につきましては、両社のホームページをご覧下さい。
 製品に関する問い合わせは、ニッケイ株式会社、株式会社三功工業所にて対応致します。
  ニッケイ株式会社HP:http://www.nikkey.co.jp
  株式会社三功工業所HP:http://www.sankoh-product.co.jp
 また、「水断羽」を3月28日(火)〜30日(木)に東京ビッグサイトで開催される【第13回スマート空調衛生システム展(MACS 2017)】にて展示致します。
 東日本大震災以降、地震や津波、洪水といった自然災害に対する関心が一層高まる中、既に開発・導入実績を有する「ジャバッ Shut」と併せて、新たに開発した「水断羽」を地下の重要設備や電気室など浸水リスクがある空間や施設にご提案することで、災害に対する施設の健全性維持やBCP対策に貢献して参ります。
4.本件に関する問い合わせ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 企画部 広報課 星野 昌亮
TEL:03−3639−2332(ダイヤルイン)
FAX:03−3639−2734
E-mail: hoshinom@snk.co.jp

新日本空調株式会社 技術開発研究所 木村 崇
TEL:0266−73−9611
FAX:0266−73−9615
E-mail: kimurat@snk.co.jp
一般建物用止水ダンパ「水断羽」外観
写真-1 一般建物用止水ダンパ「水断羽」外観
「水断羽」の動作原理
図-1 「水断羽」の動作原理
表-1 「水断羽」の仕様
表-1 「水断羽」の仕様