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ソフトダクト消音器

ダクト内の向かい合う2面を音響的にソフトな境界、すなわち音のエネルギー反射率が1、表面音圧が0になるようにすると、音がダクト内に侵入できないという原理を利用した消音器で、藤原恭司・九州大学名誉教授の発明に基づくものです。


音響的ソフト境界は、提言したい音の波長の1/4に等しい深さをもつ音響管をダクトの向かい合う面に配置することで実現します。音響管の入射波と反射波の位相が音響管開口部で反転し、相殺することで音響的ソフト境界が形成されます。

  • ソフトダクト消音器の画像
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ソフトダクト消音器の主な特徴は以下のとおりです。

  • 従来の消音器が苦手とする低い周波数域で大きな減音量が得られます。
  • アクティブ・ノイズ・キャンセラーと異なり、電力を使用しません。
  • 吸音材を使用しないため、吸音材繊維が目詰まりしたり、繊維が飛散したりすることがありません。

このソフトダクトを応用した2つの製品を販売中です。


  • 低周波用消音器「CUBE(キューブ)」

ダクト用の消音器で、125Hz〜250Hzの低周波帯域において8〜16dBの減音効果があります。
ダクトに接続する以外に、パッケージ型空調機の室外機騒音低減などにも使用可能です。


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  • 低騒音コンパクト型空調機

低騒音コンパクト型空調機は、高効率なプラグファンを搭載したコンパクト型空調機にソフトダクトを組み込んだ空調機で、プラグファン特有の250Hzの低周波音を最大7dB減音させることに成功しました。
なお本製品は、「ソフトダクト組込み空調機」として、一般社団法人建築設備綜合協会の第10回環境・設備デザイン賞に入賞しました。


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