廃棄物削減・リサイクル化の推進による資源保護
2020年度における産業廃棄物の総排出量は2,249.68tonで、リサイクル率は90%でした。
リサイクル率が低いのはガラス陶器くず(13%)と、廃油(32%)で、廃棄物を出さない工夫や廃棄部を有効に回収する方法等の課題解決に向け取り組んでいきます。
排水削減による水資源の保護
東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所で使用している作業用全面マスクの自動洗浄と洗浄排水の減容処理を一体化した「マスク洗浄・排水減容処理システム」を納入しました。
このシステムは、すでに納入し先行稼働中の「電解水製造装置」と今回納入した「マスク洗浄装置」および「マスク洗浄排水減容処理装置」で構成されています。「マスク洗浄装置」は、発電所内で作業時に使用したマスクを、電解水により自動洗浄し、汚れの除去、脱臭およびウイルスの不活化を実現します。また、「マスク洗浄排水減容処理装置」は、マスク洗浄後の排水を約90%浄化して再利用し、これまで100%排出していたマスク洗浄排水を約10%に減容し、発電所での排水量削減に貢献しています。
マスク洗浄・排水減容処理システム概要図