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世界貿易センタービルは、都心における交通の要衝地に“国際貿易に関する総合センター”として建設され、1970年の竣工当時、日本一の超高層ビルとして注目を浴びた。建物は、本館と別館から成り、事務所、店舗、駐車場、バスターミナルなどで構成されている。
今回の改修範囲は、別館3階、4階の空調設備を対象として、空気調和機、ファンコイルユニットの更新時期に合わせて、省エネルギー性の向上、信頼性の向上及び個別制御による快適性の向上を目的としたシステムに改修する工事となっている。
改修工事の概要は、空気調和機本体の更新、VAVとインバータによる空気調和機ファンの変風量制御、ファンコイルユニットの更新、高機能な中央監視機能の導入である。 インテリア系空気調和機を1台/系統×2系統から2台/系統×2系統(計4台)へ更新し、1台が故障した場合でも全停止を回避することで、信頼性の確保を図った。さらに、各空気調和機系統のダクトにVAVを取込むことで、空調エリアの細分化を行うと共に、インバータによるファンの変風量制御を導入し、広い事務室内のきめ細かい空調対応を可能とすることで、省エネ化が図られた。 ペリメータ系ファンコイルユニットは、高効率の空冷ヒートポンプパッケージエアコンに更新し、室内機毎に運転・停止、冷房・暖房の選択、温度調整操作、風量調整操作も可能とした。 中央監視装置においては、温度、湿度、熱量、風量、電力量、水消費量など多岐にわたる計測を可能とした。 施工は、いながら改修工事で、入居テナントとの調整を十分に行い、土曜・日曜日の休日を主体に実施している。本工事はこれまで、重大な事故・クレームもなく無事工事を完了することができた。
▲施工前 既存空気調和機(1台/系統)撤去
▲施工後 空気調和機(2台/系統)新設
▲施工前 既存ファンコイルユニット撤去
▲施工後 空冷ヒートポンプパッケージエアコン新設
▲空冷ヒートポンプパッケージエアコン室外機新設
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