研究開発/保有技術

室内揮発性有機化合物(VOCs)濃度改善

ベークアウト手法自体は「室内を加熱し、換気の促進によりVOCsの除去を行う」とする一般的にも用いられている方法ですが、当社の現場における実測と研究所での実験により、他では見られない正確な予測が可能となりました。 これを活用して頂き、お客様の現場をより早く計画性をもって汚染許容レベル以下のVOCs濃度とすることがでできます。 対策実施にあたってはご連絡頂いた後、(1)お客様と事前の実施内容の確認、(2)日程調整、(3)現場対策の実施、(4)対策後の評価・報告、(5)所要費用の確認、を原則に実施致します。詳細はお問い合せ下さい。

背景

新築やリニューアル工事完了後、室内揮発性有機化合物(VOCs)の濃度は、人体への影響度合いとも関連するため、早期低減が望まれるものですが、WHOにより基準とされるガイドラインをクリアするのに、約半年を要する場合もあり、またその減衰量を定量的に確定できる評価手法はありませんでした。
当社は、複数の現場において工事完了直後からVOCsの調査を行い、数々のデータを蓄積し、解析・検討した結果、工事完了からお客様の入居前までの汚染濃度低減対策の予測と、ベークアウト(Bake-out)手法を用いた効果的な低減対策を提言することが可能です。

シックビル症候群(SBS:Sick Building Syndrome)

1980年頃より欧米を中心に、一般ビルの居住者から、眼・鼻の刺激、粘膜の乾燥感、頭痛、心理疲労が起こり易い、吐き気、めまい、などの諸症状が訴えられるようになり、これらはシックビル症候群と名づけられました。
その後の研究から、一部の事例を除き、汚染物質単独では害を及ぼす濃度でないが、換気量の減少と揮発性有機化合物を発生する建築材料の増加が、SBSに関係していると考えられています。

揮発性有機化合物(VOCs:Volatile Organic Compounds)

揮発性有機化合物(VOCs)はシックビル症候群や化学物質過敏症の原因物質とされています。その発生源は、建材、家具、直接燃焼式暖房機器、殺虫剤、洗浄剤、ワックス等と多種多様であり、物質は数百種類以上に及びます。現在、厚生労働省から下記の室内濃度指針値が示されています。

室内濃度指針値(厚生労働省)
揮発性有機化合物 室内濃度指針値*
ホルムアルデヒド 100μg/m3(0.08ppm)
アセトアルデヒド 48μg/m3(0.03ppm)
トルエン 260μg/m3(0.07ppm)
キシレン 870μg/m3(0.20ppm)
エチルベンゼン 3800μg/m3(0.88ppm)
スチレン 220μg/m3(0.05ppm)
パラジクロロベンゼン 240μg/m3(0.04ppm)
テトラデカン 330μg/m3(0.04ppm)
クロルピリホス 1μg/m3(0.07ppb)
小児の場合0.1μg/m3(0.007ppb)
フェノブカルブ 33μg/m3(3.8ppb)
ダイアジノン 0.29μg/m3(0.02ppb)
フタル酸ジ-n-ブチル 220μg/m3(0.02ppm)
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 120μg/m3(7.6ppb)
総揮発性有機化合物(TVOC) 400μg/m3
*両単位の換算は、25℃の場合による。
引用元:厚生労働省 生活環境におけるシックハウス対策 【化学物質の室内濃度指針値】
http://www.nihs.go.jp/mhlw/chemical/situnai/hyou.html