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川畑 秀樹 2018年入社 建築学・風工学専攻(大学院卒)ソリューション事業部
大学では空調システムのエネルギーに関わるシミュレーションの研究を行っており、空調に携わる仕事に関わりたいと考えていました。 当時、新日本空調は知っていましたが、ビジュアルソリューション事業部の存在を知ったときに、こんな世界があるのだと興味が湧きました。 ここまで広く、研究開発に力を入れている空調工事会社は他にあるのだろうかと、好奇心旺盛な性分が刺激されてそのまま入社を決めました。
ビジュアルソリューション事業部は微粒子可視化という技術を開発し、システム機器を商品化して販売したり、 工場などの環境評価を行っています。 半導体や医薬品、フィルム製造、塗装などの工場では厳密なクリーン環境が求められます。 塵埃などの異物混入は、製品の性質に影響を与えてしまいます。 空気中の見えない微粒子がどのような動きをしているのか、特殊なレーザーとカメラを使って可視化します。 このような技術を専門的に扱っているのは当社以外、世界に例がありません。
主な仕事は現地での測定です。 お客様の工場などに行って現地調査を行い、機材設置や測定場所を決めて、微粒子の動きを撮影し、どこから発塵するのか、その原因を探ります。 現地で測定したデータを本社に持ち帰って解析・評価し、発塵の原因とその改善に向けた提案を考えて報告書にまとめます。 こうした現地調査の他、展示会の説明員として、お客様に製品の魅力をアピールして受注のきっかけを作る仕事もあります。
お客様が気づかないわずかな隙間から塵埃が入り込んでるのを発見するなど、発塵の原因を究明するのは面白いです。 いまでは測定の段取りやお客様の対応など一人で任されることもあります。 現地に行くとだいたい見当がついて測定場所を決めていますが中には発塵の場所を一日中探しても見つからないこともあります。決して同じ答えはないところに、この仕事の奥の深さを感じます。 集塵機の設置や発生場所の遮蔽をお客様に提案し、それによって改善されて感謝の言葉を聞くのはうれしいものです。
微粒子可視化システムは、現在「Type-S」という新製品が開発されたばかりで、展示会などで この製品を積極的にアピールしています。 これは私が入社したと同時期に完成したものですが、今後、自分の考えで性能を向上させたり、 新しい製品を開発してみたいです。 当事業部は自由度が高い環境なので夢ではありません。 そのためにも、いま以上にお客様や社内に対する提案力、調整力をつけたいと思います。