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渡邊 美奈子 1996年入社 建築専攻(学部卒)都市施設事業部 設計部 課長
私がいる部署は新築物件の設計や積算をする部署です。 当社ではビルや病院など大規模な再開発物件を多く手がけています。 現在は課長職として、チームのメンバーが手がけた設計のチェックの他、指導や管理などに携わっています。
アイデアや計算を形にしていくという醍醐味に性別は無関係です。 空調エンジニアリングの世界では、まだ女性の比率は高いとは言えませんが、これからどんどん増えてくると考えています。
設計の仕事はいろんな人とコミュニケーションを取ることが求められます。そこでは、女性の細やかな気づきや心配りが必ずプラスになってくるはずです。 また、当社は風通しがよく、思いやりに溢れたカルチャーを持つ会社です。 体力面など女性ゆえの悩みについても、バックアップしてくれます。
設計者として評価されることがほとんどです。お客様から「あなただからこの仕事を任せたい」と言われた時は設計者としてとても嬉しかったのを覚えています。きちんとやるべきことをやっていれば、女性ゆえのデメリットはないと思います。外部との会議などで必ず名前を覚えてもらえるなど、メリットもありますし。
施工管理を担当していた時は、職人さんから頭ごなしに怒られたこともありますし、逆に「あなた達がそんな態度ならもう私は調整しない」って喧嘩したこともありますが、ちゃんとお話すると分かり合えました。
この仕事はいろんな人といろんな話をすることで進んでいきます。 人の話を素直に聞き、言うべきことはきちんと言う。それがとても大事です。
実際に、とても穏やかでぎすぎすしていない会社です。 当社では上司を「◯◯部長」などの役職ではなく「◯◯さん」とさん付けで呼ぶことが習慣です。人に優しい文化は誇れるものだと考えています。 女性の立場から「こう思う」と声を上げれば、必ず手を差し伸べてくれる。 そんな社風を持っています。
設計者から今はマネージャーという立場で仕事に関わるようになりました。 次に続く若い女性のために、また設計者のために、そしてこれから当社にきていただく多くの若い方のために、自分がどういうチャレンジをしていくべきか模索している段階です。責任重大だと感じています。
ただ、確実に言えるのは女性が活躍できる道はすでに大きく開かれているということです。 共に歩んでもらえる未来の仲間のために「次」を開いていきたいです。