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ダイバーシティとインクルージョン

承認:エディタ

女性活躍支援

女性従業員がそれぞれの強みを活かして活躍できる職場環境づくりや、それを支援する制度づくりを推進するため、女性活躍推進法に基づく自主行動計画を実行しています。目標達成に向けた各種施策の展開と同時に、小グループによる意見交換会(みんなでバタフライ)を実施し、アンコンシャスバイアスを自覚することから始めて、当社グループに適した環境整備につなげる取り組みを開始しています。
また、多様性の確保に向けて、管理職の総数に占める女性従業員の比率を、2026年4月に3.63%を目指す目標を定めていましたが、2022年4月に達成しております。女性従業員の採用強化やキャリアプラン支援策を実施し、継続的に管理職への登用と活躍が可能な環境を整えていきます。

女性活躍推進法に基づく行動計画

目  的 女性が活躍できる雇用環境の整備を行うため
計画期間 2021年4月1日~2026年3月31日
目標(1) 管理職に占める女性従業員数を6名(管理職者全数の3.63%)に増やす。
目標(2) 従業員の時間外労働を45時間/月、360時間/年以内とする。

実施策

男女格差の解消 ・男性育児休業制度の充実化と取得の推進
働き方改革の推進 ・現場支援組織の活用推進による現場業務のシェア
・連続5日休暇制度の取得推進
・テレワーク、時差出勤、時間有休の導入と推進
人事制度整備 ・性別や年齢に関わらず役割や仕事内容で処遇する制度の運用
その他 ・社長と女性従業員の意見交換会、技術系女子会の開催

女性が活躍する現場

女性が活躍する現場

みんなで ご安全に ヨシ!

横浜市の某現場では、2022年度から女性が活躍できる環境や仕組み作りを推進しています。この現場は、現場管理者33名の内7名が女性で、女性割合が高い現場です。朝礼では、110名の作業員を前に1年目の女性社員が作業内容や安全指示を行い、最後は安全コールで現場の1日をスタートさせます。2023年1月、本社からの参加を含め10名の女性技術者が、機械の据え付けや配管工事の中間検査を行いました。

技術系女子会

技術系女子会

ディスカッションの様子

2023年2月に、技術系女性専門職28名が一堂に会して情報共有・意見交換を行う「技術系女子会」を開催しました。
この会は2014年度にスタートし、今回で8回目となりました。
今回のテーマは「仕事・会社生活の満足感と活躍実感の向上に向けて」、「女性が活躍するために解決すべき当社の課題」等、6つのグループに分かれてディスカッションしました。参加者からは他部門女性との交流により、モチベーションアップにつながったという意見や、技術系以外に管理系や技術系男性及び管理職等との意見交換を望む声も多数出て、大いに盛り上がりました。当社は、女性技術者の働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

女性従業員が社長と意見交換

社長と女性従業員との意見交換会風景

社長と女性従業員との意見交換会風景

女性活躍とは男性社会に女性が合わせることではなく女性の考えや価値観を付加し新たな価値を創造していくことです。2022年3月、社長が、施工管理経験者を含む9人の女性従業員と意見交換を行い、仕事やキャリアと家庭との両立や職場環境に対する意見と要望を共有しました。違いを認め合い活かすことが人と組織の持続的成長の原動力になると考えており、多様な視点や価値観、創意工夫によって個々の強みを活かす会社を目指します。

男性の育児休業取得推進

育MENの1コマ

育MENの1コマ

次世代育成支援対策推進法に基づき、仕事と子育てを両立させることができ、働きやすい環境をつくることによって、従業員がその能力を十分に発揮できるようにするため、行動計画を策定しました。その計画目標の一つとして、「男性の育児休業取得率アップ」を掲げ、2022年度は、男性育児休業取得者15名、取得率46.9%の成果を上げています。2023年度は取得率目標を50%以上とし、取得のしやすさに向けて、休業予定がある従業員は早めに職場と休業予定などの情報を共有することとしています。従業員と職場の双方が休業取得に向けた準備を行うことを通じて、さらなる取得促進を目指します。

グローバルな交流を通した多様性のある人材の活躍

左)産業施設事業部にて研修中の翟 江波さん(新日空(中国)建設有限公司)

左)産業施設事業部にて研修中の翟 江波さん
(新日空(中国)建設有限公司)

SNK品質をグローバル展開する海外現地法人ナショナルスタッフの日本研修
当社は、外国人研修生の日本国内研修を1983年より開始し、これまでスリランカ、インドネシア、フィリピン、バングラデシュ、中国などから50人を超えるスタッフが学びました。特に中国人ナショナルスタッフは1年間設計と施工管理などSNK品質を学び、自国に戻ってからは日本で学んだ知識・経験にさらに磨きをかけ、流暢な日本語を操りながら、中国現地法人の幹部として重責を担うまでに成長しています。お客様からも絶大の信頼をいただき、広州の工場では、空調設備はもちろん、内装の設計から施工まで高品質な環境を提供するなど、グローバルでの活躍の場が広がっています。

海外現地スタッフへの技術教育

ネットによるリアルタイム配信

ネットによるリアルタイム配信

アジア統括会社カンボジア支店では、定期的に現地エンジニア向けの技術講習会を行っています。当社技術力の底上げはもちろんのこと、現地技術者の育成を通じカンボジア王国へ貢献することを理念に掲げています。コロナ禍を契機に近年は講習会をネットでリアルタイム配信し、アジア統括会社全拠点で受講できる体制を整えました。国、人種、性別を超えて、当社エンジニアにSNK品質を伝承していきます。

多様な専門領域の人材採用と活用

2022年10月 野菜栽培の土壌作り作業

2022年10月 野菜栽培の土壌作り作業

多様多才な人材確保に向け、正社員登用方法の見直しと共に、職能型から職務型への制度変更により、様々な専門領域にて、自己のキャリアプランと会社のキャリアパスが有機的に結びつく人的資本の育成と人材の重点配置を可能としていきます。

ダイバーシティ推進員会議の開催

当社グループでは、2022年7月に、社内外に向けてダイバーシティ経営推進に関するトップメッセージを発信しています。そのメッセージを受けて、ダイバーシティ推進員24名によるダイバーシティ推進員会議を中心とした推進活動を展開しています。2022年度は、2回(8月と12月)にダイバーシティ推進員会議を開催し、今後の活動計画の概要説明や、女性活躍(えるぼし・くるみん)、男性育休取得の促進、障がい者雇用の活動等の状況報告や、さまざまな課題解決に向けた取り組みについて意見交換を行っています。特に注力している女性活躍の推進では、職場に内在する男女差に関する改善提案を、組織単位で上長に提言していく活動を通じて、個々がやりがいを感じることができる職場を目指し、働きやすい職場づくりに向けた取り組みを進めています。

障がい者雇用の促進

2023年3月 収穫祭でプレゼントした野菜

2023年3月 収穫祭でプレゼントした野菜

2022年8月より、株式会社エスプールプラスが展開する「わーくはぴねす農園」に参画し、障がい者の方がさらに活躍できる場を広げるとともに、雇用促進に積極的に取り組んでいます。川越第2ファームにおける障がい者従業員による農園の運営は、障がいを持っていても長期的に安心して働くこと、活躍できる環境をつくることであり、多様な人材が働きがいを持って活躍できる職場環境づくりを推進するものです。また、当社グループの従業員も、農作物の収穫祭を通じて障がい者やその仕事に触れ合い、障がい者雇用への理解を深めています。