マテリアリティと特定のプロセス
当社は、中長期にわたる企業価値の向上と持続的な成長の実現に向けて、マテリアリティ(重要課題)を見直しました。前回のマテリアリティを策定した2023年当時は、環境・人権・コンプライアンスといった社会課題に対し、「きちんと対応できているか」が強く問われる局面にありました。そのため、リスクを抑え、事業の安定性を高める観点を重視した重要課題を設定していました。
一方、現在は気候変動の影響が一層深刻化する中、慢性的な人材不足の進行やデジタル技術の急速な進展など、事業環境は大きく変化しています。こうした環境下では、リスク対応にとどまらず、変化そのものを成長の機会として捉え、自社の強みを活かして新たな価値を生み出していく力が企業に求められています。そこで今回の見直しでは、当社の企業理念と「ありたい姿」、中期経営計画における基本戦略とのつながりを重視し、将来の成長と収益力の強化に直結する重要課題として整理しました。

作成にあたっては、企業理念やありたい姿、基本戦略を起点に、事業活動を通じて解決を目指すべき社会課題を幅広く洗い出しました。その際、社会情勢や事業環境も踏まえながら、当社として中長期的に向き合うべきテーマを整理しています。次に、抽出した各課題について、「事業への影響の大きさ」と「社会・ステークホルダーにとっての重要性」という二つの視点から評価を行い、重要度の高い領域を可視化した上で、優先順位を整理しました。こうした検討を踏まえ、当社のマテリアリティは、「デジタルによる価値創出」「脱炭素とレジリエンスの強化」「人的資本と組織基盤の進化」「持続可能型バリューチェーンの確立」「未来成長領域の創造」の5つとしました。これらは、成長投資の方向性と経営管理の軸をそろえ、競争力の強化と安定的な収益基盤の構築を後押しする重要なテーマです。
今後は、これらのマテリアリティを中期経営計画の施策やKPIに落とし込み、進捗と成果を継続的に検証していきます。また、資本市場を含むステークホルダーとの対話を重ねながら企業価値の向上を図るとともに、社会環境の変化に応じてマテリアリティを適切に見直し、柔軟にアップデートしていきます。

価値創造プロセス図
新日本空調グループは、10年ビジョン『SNK Vision 2030』の5つの戦略にもとづき持続可能な地球環境の実現と、お客様資産の価値向上に向け、ナレッジとテクノロジーを活用するエンジニア集団を目指します。

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