~LiDAR搭載により、天井内の寸法計測と図面化を革新~
新日本空調株式会社(代表取締役社長 廣島 雅則)は、天井裏調査ロボット「VoOE(ボーイ)」の新型機種として、LiDARセンサーを搭載した「VoOE LS」を開発いたしました。
従来機では360度カメラによる天井裏の可視化が主な機能でしたが、新型では空間を立体的に捉える点群データを取得することで、より正確かつ効率的な調査・図面化を短時間・低コストで実現します。当社は、VoOEシリーズを使い分けながら、高品質かつ効率的な調査が可能となります。
【VoOE LS】
VoOEは、天井裏など人が立ち入ることが難しい空間を調査するために、歴史的建造物やオフィスビルなどでの調査実績を重ねてきました。現地調査を重ねる中で、調査対象の寸法計測や3D図面化へのニーズも高まったことを受け、レーザー光を用いた三次元計測と自己位置推定を同時に行う“LiDAR SLAM”技術を搭載した「VoOE LS」を開発いたしました。
【 天井裏走行の様子(別カメラで撮影)】
■VoOE LSの主な特長
・LiDARセンサー「LIVOX MID-360」を搭載
→天井裏の建築部材や設備をレーザー光で立体的に測定し、
点群データとして取得
・作業効率の大幅向上
→操作・データ取得を1台のPCで完結、1名で調査が可能
→連続稼働時間が約130分に延長
・調査コストと時間の大幅削減
→従来手法と比べて、調査時間を最大70%短縮、コストを
50%削減(当社試算)
VoOE LSは2025年度より本格的に現場での運用を開始しています。今後は、地下ピットなどへの調査対象の拡大や走行性能の強化、操作性を高める専用アプリの開発などを通じて、利便性の向上を図ってまいります。当社は、今後も先進技術の活用と現場ニーズの的確な把握により、より高品質で効率的な建築設備に対するソリューションの提供を目指してまいります。
【お問合せ先】
新日本空調株式会社 経営企画本部
コーポレートコミュニケーション課 福安 麻美子
Tel :03-3639-2701
Mail:fukuyasum@snk.co.jp
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