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PRESS RELEASE

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2016年04月07日

簡易流量計「T-QmeterR/ティーキューメータ」を市場投入
~1台で最大4点の流量・熱量計測が可能~
 新日本空調株式会社は、現場での流量・熱量計測用に、配管の外側から計測が可能な「T-Q meter/ティーキューメータ」のレンタル・販売を開始します。既設設備での流量・熱量計測において、1台で最大4点の流量・熱量計測が可能な「T-Q meter/ティーキューメータ」は、多数の配管系における流量・熱量計測に掛る費用を大幅に削減できます。
 当社は、お客様がこの「T-Q meter/ティーキューメータ」を用いて、設備の実測と評価を行い、エネルギー把握や、省エネ運転、設備改修に向けてお役に立てる様、年間20件以上の採用を目指します。
1.開発に至る経緯
 空調設備のエネルギー消費量の実態を把握し、省エネルギー対策を進める動きが多くなってきています。しかし、既存の設備でエネルギー把握をする際、流量計の設置していない配管系では、配管を抜管し流量計を挿入する工事、或いは高価な超音波流量計が必要です。また、熱量を計測する場合は流量計に加え、流量計を設置した配管と、その対となる配管に温度センサを設ける必要があるため、非常に多くの費用・手間がかかっていました。
 そこで新日本空調では、配管の抜管が不要であり、配管の外側から流量・熱量計測が可能で、安価に計測ができる流量・熱量計を開発しました。
2.『T-Q meter/ティーキューメータ』の原理と構成
 配管の表面をヒータで加熱すると、配管内の流体へ熱が移動します。温められた配管表面温度と流体温度の温度差には、配管内の流量と相関性があるため、温度センサを用いて配管表面温度を計測し、その温度差から流量を換算します。また、流量計を設置した配管の表面温度と、その対となる配管の表面温度との温度差を流量に乗じることで熱量を計測します。
 今回開発した「T-Q meter/ティーキューメータ」は、1台で最大4点の流量を計測でき、温度センサを併用することで、流量のみでなく熱量計測が可能となり、計測の簡易化を計れます。対象は、現場の空調機等のため、25~100A程度の小配管を対象とし、その精度は±10%程度です。
 「T-Q meter/ティーキューメータ」は、本体と中継器およびセンサから構成されます(システム図参照)。本体と中継器はレンタルまたは販売し、センサは販売のみで展開します。センサは1度配管に設置した後は、センサの取り外しを行わず、本体・中継器をその都度レンタルしていただくことで、流量または熱量を計測したい時に、超音波流量計をレンタルするよりも安価にご利用いただけます。
3.レンタル・販売
 お客様へ提供する前段階として「T-Q meter/ティーキューメータ」のお試し期間を実施します。お試し期間中は「T-Q meter/ティーキューメータ」の本体と中継器およびセンサ1CH分を無料レンタルします。
 ・お試し申込期間:2016年4月7日(木)~4月28日(木)
 ・お試し期間:2016年6月1日(水)~7月31日(日)
 ・ご負担費用:保温・センサ取付工事
 ・無料レンタル期間:最大2週間
 お試し期間終了後の2016年8月1日(月)よりレンタル・販売を本格展開します。取付済みのセンサを利用して再度計測する場合、本体・中継器を1か月あたり数万円でご提供いたします。
4.今後の展開
 お客様が「T-Q meter/ティーキューメータ」を用いて、設備の実測と評価を行い、エネルギー把握や、省エネ運転、設備改修に向けてお役に立てる様、年間20件程度の採用を目指します。
5.本件に関する問い合わせ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 企画部 広報課 星野 昌亮
TEL:03-3639-2332(ダイヤルイン)
FAX:03-3639-2734
E-mail: hoshinom@snk.co.jp

【技術相談窓口】
新日本空調株式会社 技術開発研究所 品田 直也
TEL:0266-73-9611
FAX:0266-73-9615
E-mail: shinadan@snk.co.jp

【レンタル・販売・お試し期間申込窓口】
新日空サービス株式会社 上條 智、渡辺 博
TEL:03-5200-3940
FAX:03-5200-3935
E-mail: kamijohs@snks.co.jp
      watanabeh@snks.co.jp

T-Qmeter(ティーキューメータ)システム図

適用条件