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PRESS RELEASE

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2015年10月13日

簡易流量計「T-Q meterR/ティーキューメータ」を開発
~1台で最大4点の流量計測が可能~
 新日本空調株式会社は、現場での流量計測用に、配管の外側から計測が可能な簡易流量計「T-Q meter/ティーキューメータ」を開発しました。既設設備での流量計測において、流量計1台で最大4点の流量計測が可能な「T-Q meter/ティーキューメータ」は、多数の配管系における流量計測に掛る費用を大幅に削減できます。
 当社はこの「T-Q meter/ティーキューメータ」を用いて、既設設備の実測と評価を行い、設備のエネルギー把握や、省エネ提案、設備改修後の省エネ検証に活用することは勿論ですが、お客様ご自身でも活用できるよう検討しており、2016年4月から本格的な導入の開始を目指しています。
1.開発に至る経緯
 近年、空調設備のエネルギー消費量の実態を把握し、省エネルギー対策を進める動きが多くなってきています。しかし、既存の設備でエネルギー把握をする際、流量計を設置していない配管系では、配管を抜管し流量計を挿入する工事、或いは高価な超音波流量計が必要であるため、非常に多くの費用・手間がかかっていました。
 そこで新日本空調株式会社では、配管の抜管が不要であり、配管の外側から流量計測が可能で、安価に測定が出来る流量計の開発を2014年度より開始し、本年度中に技術展開のための準備が完了いたします。
2.『T-Q meter/ティーキューメータ』のメカニズムと特徴
1) メカニズム
配管の表面をヒータで加熱すると、配管内の流体へ熱が移動します。温められた配管表面温度と流体温度の温度差には、配管内の流量と相関性があるため、温度センサを用いて配管表面温度を測定し、その温度差から流量を換算します。
2) 特徴
今回開発した「T-Q meter/ティーキューメータ」は、最大4点の流量を同時計測でき、温度センサを併用することで、流量のみでなくエネルギー計測が可能となり、計測の簡易化が計れます。
3) 適用条件
現場の空調機系統に取付けることを想定して25~100A程度の小配管を対象とし、一般事務所ビルや病院、工場などの様々な建物用途に活用できます。その精度誤差は10%程度です。

3.今後の展開
 当社はこの「T-Q meter/ティーキューメータ」を用いて、既設設備の実測と評価を行い、設備のエネルギー把握や、省エネ提案、設備改修後の省エネ検証に活用することは勿論ですが、お客様ご自身でも活用できるよう検討しており、2016年4月から本格的な導入の開始を目指しています。
4.本件に関する問い合わせ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 企画部 広報課 星野 昌亮
TEL:03-3639-2332(ダイヤルイン)
FAX:03-3639-2734
E-mail: HOSHINOM@snk.co.jp

新日本空調株式会社 技術開発研究所 品田 直也
TEL:0266-73-9611
FAX:0266-73-9615
E-mail: shinadan@snk.co.jp

T-Q meter(ティーキューメータ)システム図


適用条件