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PRESS RELEASE

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2013年07月01日

『グリーン・タウン・オアシス』で街にクールスポットを提供
~熱中症対策に向け 可搬式休憩所を開発~
 新日本空調株式会社は、一般社団法人緑のまちづくり支援機構(東京都文京区湯島、会長 栗生明)に参画し、同機構の「街かど緑花プロジェクト」において、可搬式休憩所『グリーン・タウン・オアシス』を共同企画・開発しました。
 『グリーン・タウン・オアシス』は、鋼製フレームと金網のベンチ・植栽のユニットで緑花空間を構成し、日よけやミスト噴霧を組み合わせることにより、熱中症対策、ヒートアイランド対策に貢献します。
 『グリーン・タウン・オアシス』は、ユニット単位で自由にデザインが可能で、冷風機、自動販売機、自然排気筒(喫煙スペース向け)と組み合わせて様々な用途に利用できます。また、撤去、移動が簡易な可搬式・仮設型のため、場所を選ばず設置できます。当社は、様々な街かどへの『グリーン・タウン・オアシス』空間の提案を通じて、クールスポットを提供し、熱中症患者の低減に貢献してまいります。
1.開発に至る経緯
 近年、ヒートアイランド現象による影響のひとつとして、都市部を中心に夏季の高温化に伴う熱中症患者の増加が社会問題化しつつあるなか、国も熱中症対策事業を強化しはじめ、街路樹の整備や屋外ミスト噴霧設備の設置などの対策を講じています。
 当社は、こうした動きに着目し、2011年より参画している「緑のまちづくり支援機構」と共同で、植物の緑陰効果などを活かし、都市の環境改善に寄与する屋外へのクールスポット創出などを目的とした『グリーン・タウン・オアシス』の開発を進め、このほど完成に至りました。
2.『グリーン・タウン・オアシス』の概要
 本体は、金網フレームユニットがベースになっており、植栽コンテナとベンチを組み合わせた基本ユニットと日よけ材、ミスト噴霧設備で構成されています。撤去・移動が容易な仮設型でありながら、風などによる転倒防止等の安全性を考慮した設計としています。
 基本ユニットにはつる性植物数種を採用しており、緑の蒸散作用と葉陰によりクールスポットを創出します。また、植物への灌水を兼ねたミストの噴霧、天井面に設置した日よけ材の設置により、避暑空間としての機能を高めました。オプションとして、冷風機の設置も可能です。本製品は、環境省から発行された「ヒートアイランド対策マニュアル」における、ヒートアイランド対策の“適応策”(緑陰形成、人工日よけの設置、壁面の緑化、ミスト噴霧装置設置)にも対応しています。
 『グリーン・タウン・オアシス』の冷却効果を計測したところ、緑花、日よけによる日陰効果により、内部のアスファルト面の表面温度は、直射日光が当たるアスファルト面と比較して15℃~20℃程度低くなり、さらにミスト噴霧、冷風機の運転により、利用者の体表面温度も4~5℃程度低下することを確認済です。(外気温度29℃環境での支援機構独自の測定結果による)
3.今後の展開
 ユニットを自由に組み合わせられるという製品特性を活かし、歩道やビルの屋上の休憩スポット、喫煙スペース、子供達の運動場でのスポーツ活動を応援するスペースなど、様々な街かどへの『グリーン・タウン・オアシス』空間の提案を通じて、クールスポットを提供し、熱中症患者の低減に貢献してまいります。
4.本件に関する問い合わせ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 広報課 高辻 勇
TEL:03-3639-2332(ダイヤルイン)
FAX:03-3639-2734
E-mail: TAKATSUJII@snk.co.jp

新日本空調株式会社 技術本部 柳沢 昌行
TEL:03-3639-2702
FAX:03-3639-2736
E-mail: YANAGISAWAM@snk.co.jp
「グリーン・タウン・オアシス」の外観イメージ
「グリーン・タウン・オアシス」の外観イメージ

「グリーン・タウン・オアシス」の展開イメージ図(1)
「グリーン・タウン・オアシス」の展開イメージ図(1)

「グリーン・タウン・オアシス」の展開イメージ図(2)
「グリーン・タウン・オアシス」の展開イメージ図(2)