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PRESS RELEASE

PRESS RELEASE

2010年01月27日

「現場の見える化システム」の構築について
~現場の問題解決力の向上、サポート体制の強化を図る『現場の見える化』システムを構築~

~ 「技術力強化」と「技術の伝承」を目指して ~
 新日本空調株式会社は、現場の問題解決力の向上、サポート体制の強化を目的に、ITシステムを活用した『現場の見える化』システムを構築し、今年2月から本格運用を開始します。
 『現場の見える化』システムは、設計・施工などの現場における“問題の見える化”と“問題解決プロセスの見える化”及び、当社が創業以来蓄積した“ノウハウ・技術情報の見える化”の“三つの見える化”から構成されており、システム運用後は「現場の問題解決力の向上」を実現させ、併せて「現場のサポート体制を強化」し、技術力強化と技術の伝承を図ります。
1.開発に至る経緯
 現在新日本空調(株)は、2008年4月から始まった3ヶ年経営計画「新日空 Target Plan 2010」の基本課題である「収益源の多様化」「現行事業領域の強化」「透明性の高い企業」の実現を目指し、「技術の差別化」「総合力の発揮」「現場の見える化」を技術戦略のキーワードに事業を展開しています。
 「技術の差別化」は、“独自技術の事業化・実用化”と“現場の差別化”で成り立ち、顧客に接している最前線の設計・施工現場の「安全・品質・環境・原価に関わる技術の維持と高度化」が「現場の問題解決力の向上」に繋がり、“現場の差別化”を実現します。
 この、「現場の問題解決力の向上」に向けて、当社が蓄積しているノウハウ・技術情報や、現場が抱える問題とその解決プロセスを“見える化”させ、現場サポート体制を強化し、技術力強化と技術の伝承を図ることを目的に、『現場の見える化』をシステムとして構築しました。既に昨年12月から一部運用を行なっており、今年2月から本格運用を開始します。投資額は約1億円です。
 『現場の見える化』システム構築に際しては、豊富な実績を有する、東芝ソリューション(株)(本社:東京都港区芝浦1-1-1 東芝ビルディング 取締役社長 梶川茂司)に委託し、同社が有する情報、知識を一元化し企業の財産として共有・活用するナレッジマネジメント支援ソフトである“KnowledgeMeister”を採用しました。
2.『現場の見える化』システムの概要
 『現場の見える化』は、知識・ノウハウ等を含む技術情報の集約・周知の場である『知恵袋』、全職員が解決したい問題の提示やアドバイス等を自由に書き込める場である『技術の広場』、プロジェクトやテーマ毎に問題発生、問題解決のプロセスを把握する場である『現場問題』で構成され、この“三つの見える化”を全職員がアクセスできるWeb上に掲載し「問題解決能力の向上」と「サポート体制の強化」を目的に活用するものです。
『現場の見える化』概念図
(1)『知恵袋』の特徴
 『知恵袋』は、技術情報の集約・周知の場です。本社や各部門が作成した、技術資料、施工要領書、工事業務管理書類、計算ソフト、プレゼン資料、設計・施工事例、特許関連資料、研修資料、会議資料、通信票、カタログ・パンフレット、『技術の広場』の最も優れた回答結果、『現場問題』の全社公開内容などを収蔵しており、全職員が技術情報を検索・閲覧しダウンロードすることができます。
(2)『技術の広場』の特徴
 『技術の広場』は、全職員参加型の解決したい問題の提示やアドバイス等を自由に書き込める、コミュニティ型問題解決ツールです。『技術の広場』に書き込まれた内容は、職員が通常使用している電子メールにも同時配信可能で、書き込まれた質問や回答できる人が返信した内容が、テーマ毎に『技術の広場』に蓄積されます。
 また、最も優れた回答に「ベストアンサー」というラベルを張ることにより全職員が容易に適切な解決策を参照でき、更に「ベストアンサー」の記事は『知恵袋』へ収集され、検索可能になります。
(3)『現場問題』の特徴
 『現場問題』は、安全・品質・環境・原価などの問題に関して、プロジェクトやテーマ毎にコミュニティを作成し、問題発生、問題解決のプロセスを把握する場です。参加者は、本社と該当部門の管理職者、現場代理人など限定したメンバーで運用します。システムが有する「全社公開用まとめ機能」により、解決済みの問題を『知恵袋』から検索可能で、これにより普遍的な技術問題を全職員で共有できます。
問題解決能力の向上とサポート体制の強化
3.今後の展開
 今後は、見える化の内容を更に充実させ有効活用を促進すると共に、技術部門を対象とした『現場の見える化』システムから、営業部門や管理部門等にも活用範囲を広げ、『事業活動の見える化』システムとして発展させ、企業の差別化、企業価値向上に向けた継続的な取り組みを行なう予定です。
4.本件に関する問合せ先
新日本空調株式会社 経営企画本部 広報課 高辻 勇
TEL: 03-3639-2332(ダイヤルイン)
FAX: 03-3639-2734
E-mail: TAKATSUJII@snk.co.jp

新日本空調株式会社 技術本部 技術企画部 佐藤 秀幸
TEL: 03-3639-2702
FAX: 03-3639-2736
E-mail: SATOHH@snk.co.jp