~当社技術開発研究所においてSEE研究会の排熱利用報告を実施~
新日本空調株式会社(代表取締役社長 前川伸二)技術開発研究所は、NPO諏訪圏ものづくり推進機構、及び公益財団法人 長野県テクノ財団諏訪テクノレイクサイド地域センターが主催するSEE(Smart Environment and Energy)研究会に2014年から参画しており、諏訪圏地域で当社の保有技術を生かした貢献に取り組んでいます。
2021年12月17日に当社技術開発研究所においてSEE研究会熱利用報告会が開催されました。本報告会は二部構成で行われ、第一部として、「茅野市運動公園国際スケートセンターの排熱利用に向けた検討報告」を発表しました。この調査は、2020年1月に茅野市からSEE研究会に話題提供があったことを受けて、茅野運動公園にある国際スケートセンター「Nao ice Oval※1」の製氷用冷凍機から発生する排熱に着目し、茅野市運動公園「総合体育館」の暖房用熱源として建物間の熱融通の可能性を検討したものです。
本報告は、現在茅野市が進める「茅野市スーパーシティ構想」のエネルギー・環境分野における、「省エネ及び多様なエネルギー源の最適活用を可能にする、エネルギーマネジメントシステム実現」の実行策の一つとして、具体的な排熱利用システムの提案も合わせて行いました。報告会には、茅野市今井市長をはじめとした茅野市職員の関係者と、主催の諏訪圏ものづくり推進機構、SEE研究会熱エネルギープロジェクトに参画する各地元企業が出席し、排熱利用の仕組みや事業性への展開などの活発な質疑応答がありました。
第二部では、出席者の皆様による当社技術開発研究所の開発Laboの見学が行われ、当社保有技術のうち省エネルギー技術、環境負荷低減技術などを中心に当社より説明を行いました。また、新型コロナウイルス等の感染症対策に係る各種の可視化映像で脚光を浴びた微粒子可視化技術を、デモンストレーションを通じて体感頂きました。
諏訪圏では、切削・プレス・電子・金型など、独自の微細加工技術等を有する多くの企業によりSUWAブランドが創り出されています。当社は、主力とする空気調和技術や熱・エネルギーのエンジニアリングに基づき、今後も、諏訪圏地域で当社の保有技術やノウハウを生かし、地元へ貢献する取組みに協力して参ります。
※1:「Nao ice Oval」について
茅野運動公園にある国際スケートセンターの愛称として、2018年平昌オリンピック スピードスケート500m金メダリストである小平奈緒選手(長野県茅野市出身)の功績を称えて命名されました。
新日本空調グループのSDGsへの貢献について
新日本空調グループは、企業が中長期的に持続的成長を目指す上で重視すべき3つの側面、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)を視野に入れたESG経営を実行しています。当社グループの事業特性を踏まえた上で、ESG経営の観点から、あらゆる事業活動における課題を特定し、中長期的取組み目標を定め、SDGsに代表される国際的社会課題の解決に資する事業活動を推進します。
本リリースの取り組みは、SDGsにおける3つの目標に貢献しています。
目標 7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
目標 17:パートナーシップで目標を達成しよう
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