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現 憲政記念館の建て替えに伴う代替施設として建設されました。 衆議院の歴史ある資料を展示・保管するエリアと、事務所エリアが一体となっています。代替施設として、展示物や収蔵物に適した保存環境を確保する機能性と、将来的に他の用途への転用を考慮した柔軟性を両立する建物です。
本工事では、空調、衛生設備工事を実施しました。 主な設備として、空調設備は、チラーユニット+空調機+PAC、給水設備では、水道用直結加圧形ポンプを採用。消火設備は屋内消火栓設備の他、重要保管庫など一部の部屋に窒素ガス消火設備を設置しました。 工事のポイントは、保管庫・収蔵庫という恒温恒湿対応の部屋があり、室内を空調機系統で空調し、保管庫・収蔵庫を包むように壁を作り、その2重壁内をPAC系統で空調対応しました。施工においては、天井内吊込機器の振れ止めに、当社保有技術の「柔(にゅー)ワイヤ工法」を採用しています。また、現場合理化を図るため、天井自動墨出し装置の採用など安全、品質、生産性の高い工事を実施しました。 これらの取り組みが認められ、国土交通省の令和4年度優良工事表彰を受賞しました。