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「可搬式抗菌フィルターユニット」及び「自立型感染防止フード」

汎用DB:詳細

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技術概要

新型コロナウイルス飛沫感染防止対策を目的に、空調設備企業として培ってきたノウハウと、原子力事業部の汚染物封じ込め技術を応用した、ダクト接続型「可搬式抗菌フィルターユニット」と「自立型感染防止フード」を組み合わせた、「感染症患者診察時の飛沫感染防止システム」です。

「可搬式抗菌フィルターユニット」は、低騒音ファン、プレフィルター、抗菌HEPAフィルター及び操作盤より構成される小型のフィルターユニットであり、本体にはキャスターが設置されて、移動が容易です。抗菌HEPAフィルターとはガラス繊維濾材に溶菌酵素を添着したものであり、ウイルスの不活化、細菌類に対する滅菌効果があります。更に、フィルター交換時の感染防止策のため、原子力施設の作業で最重要視される「被ばく低減」技術を応用して、非接触でフィルター交換を行う技術を搭載しています。(写真1)
「自立型感染防止フード」は患者の頭部を覆い排気を担うフードと、取付台座及び移動式架台より構成されます。取付台座背面にある操作ハンドルにより、フード高さの調整ができます。(写真2)                  



システム概要

「感染症患者診察時の飛沫感染システム」(図1)は、患者の頭部を覆う「自立型感染防止フード」と「可搬式抗菌フィルターユニット」を自在ダクトで接続し、フードから排気することにより、患者からの飛沫による医師、看護師の感染リスクを低減します。また、飛沫が含まれたフードからの汚染された空気は抗菌HEPAフィルターを組み込んだ可搬式抗菌フィルターユニットにより、確実にろ過されますが、その空気を室外へ排気することで室内を陰圧に保つか、もしくは室内に清浄空気として循環することもできます。小型の「可搬式抗菌フィルターユニット」1台で2台の「自立型感染防止フード」の使用が可能です。なお、可搬式抗菌フィルターユニットの大風量化は可能であり、要求に応じたシステムの提案が出来ます。また、診療所、病院に限らず他の施設においても「可搬式抗菌フィルターユニット」単独で空気清浄機として使うことも可能です。
「可搬式抗菌フィルターユニット」の大風量型のフィルターユニットは、空気中のウイルス・細菌を抗菌HEPAフィルターで確実に捕集した後、清浄空気を室内に供給します。これにより、室内の換気を促進し、飛沫感染、空気感染リスクの低減を図ることができます。適用箇所としては以下を想定しています。

①各種建物の中央制御空調方式の還気ダクト内の循環空気のウイルス・細菌の除去(図2)
②避難所等の比較的大空間の室内空気の浄化


対応施設

オフィスビル・庁舎商業施設ホテル・住宅医療・福祉施設教育施設文化施設スポーツ施設交通施設物流施設

特長

抗菌、防錆 換気設備工事 新築/改築 製品システム

関連技術

お問い合わせ窓口

お問い合わせ窓口:原子力事業部