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「感染症患者診察時の飛沫感染システム」(図1)は、患者の頭部を覆う「自立型感染防止フード」と「可搬式抗菌フィルターユニット」を自在ダクトで接続し、フードから排気することにより、患者からの飛沫による医師、看護師の感染リスクを低減します。また、飛沫が含まれたフードからの汚染された空気は抗菌HEPAフィルターを組み込んだ可搬式抗菌フィルターユニットにより、確実にろ過されますが、その空気を室外へ排気することで室内を陰圧に保つか、もしくは室内に清浄空気として循環することもできます。小型の「可搬式抗菌フィルターユニット」1台で2台の「自立型感染防止フード」の使用が可能です。なお、可搬式抗菌フィルターユニットの大風量化は可能であり、要求に応じたシステムの提案が出来ます。また、診療所、病院に限らず他の施設においても「可搬式抗菌フィルターユニット」単独で空気清浄機として使うことも可能です。 「可搬式抗菌フィルターユニット」の大風量型のフィルターユニットは、空気中のウイルス・細菌を抗菌HEPAフィルターで確実に捕集した後、清浄空気を室内に供給します。これにより、室内の換気を促進し、飛沫感染、空気感染リスクの低減を図ることができます。適用箇所としては以下を想定しています。 ①各種建物の中央制御空調方式の還気ダクト内の循環空気のウイルス・細菌の除去(図2) ②避難所等の比較的大空間の室内空気の浄化