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オゾン清浄装置 Ex-ViC®

汎用DB:詳細

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技術概要

Ex-ViCは、大型空調機内部を清浄化するオゾン殺菌・脱臭装置です。
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概要

 空調機内部のドレンパンや加湿エレメントなどの表面は、外気および室内還気に伴う微生物を含む塵埃と、除湿に伴う熱交換器表面の結露や加湿時の水分によって、微生物が増殖しやすい環境になっています。フィルタによって空気中に浮遊するカビ・細菌などを低減することは可能ですが、殺菌・不活化する効果はありませんでした。また、感染症の蔓延などにより、これまで以上に室内空間の空気質や環境衛生の改善が望まれています。このような背景から、安全で安心な空気の供給を可能とするため、オゾンによって空調機内を浄化する「Ex-ViC」を開発しました。


低濃度オゾンによって空調機内を清浄化

技術の特徴

 Ex-ViCは、搭載したエキシマランプによって空気中の酸素分子(O2)を解離・再結合させ、オゾン(O3)を生成します。これは太陽光による大気上部でのオゾン生成と同じ手法です。エキシマランプの波長が172nmであるため、有害な窒素酸化物(NOX)を発生させずに純粋なオゾンを生成可能です。さらに、風量と連動させることで低濃度オゾンを安定的に供給します。 



エキシマランプとオゾン生成イメージ

 オゾンには高い酸化力によるウイルス不活化・殺菌効果・臭気低減効果があります。オゾンガスの殺菌効果には相対湿度が大きく影響し、高湿度ほど効果が発揮されます。夏季の空調機内部は冷却されているため相対湿度が高く、効果が発揮しやすく環境になります。冬季加湿時には加湿エレメント廻りの湿度が高くなり同様の環境となります。Ex-ViCはこのような殺菌・不活化に適した環境に設置され、表面に付着する感染源を低減します。

 冬季(加湿実施時)、オゾン浄化装置を空調機内に設置した場合の加湿エレメント直下におけるドレンパン表面の微生物数の推移です。空調機内の気中オゾン濃度は0.05ppm以下での運転としています。結果、運転開始4日後に細菌および真菌の低下が確認され、細菌は6日後に初期の100分の1以下、真菌は6日後に初期の1000分の1以下となることが確認されました。(当社実証結果によります)

 ※空調機における試験結果例であり、全ての空調機に対する効果を保証するものではありません。


例)冬季の空調機ドレンパン表面微生物量の変化

基本仕様



仕様と外観

対応施設

オフィスビル・庁舎商業施設ホテル・住宅医療・福祉施設教育施設文化施設スポーツ施設交通施設食品工場物流施設

特長

抗菌、防錆安心・安全性快適リニューアル 空気調和設備工事換気設備工事 新築/改築 製品

関連技術

お問い合わせ窓口

お問い合わせ窓口:技術開発研究所