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空調機内部のドレンパンや加湿エレメントなどの表面は、外気および室内還気に伴う微生物を含む塵埃と、除湿に伴う熱交換器表面の結露や加湿時の水分によって、微生物が増殖しやすい環境になっています。フィルタによって空気中に浮遊するカビ・細菌などを低減することは可能ですが、殺菌・不活化する効果はありませんでした。また、感染症の蔓延などにより、これまで以上に室内空間の空気質や環境衛生の改善が望まれています。このような背景から、安全で安心な空気の供給を可能とするため、オゾンによって空調機内を浄化する「Ex-ViC」を開発しました。
Ex-ViCは、搭載したエキシマランプによって空気中の酸素分子(O2)を解離・再結合させ、オゾン(O3)を生成します。これは太陽光による大気上部でのオゾン生成と同じ手法です。エキシマランプの波長が172nmであるため、有害な窒素酸化物(NOX)を発生させずに純粋なオゾンを生成可能です。さらに、風量と連動させることで低濃度オゾンを安定的に供給します。