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天井から支持される吊り機器は、斜材で振れ止め補強を行い、地震時の大きな揺れを抑制します。しかし、吊り機器と天井スラブ間のスペースが狭い場合や、斜材で補強が行えない範囲がある場合は、補強金具から吊り機器の支持部までの吊りボルトにおいて、吊りボルトが破断するリスクがあります。
O-T-9/(オーティーナイン)は、吊りボルトの吊元部と、吊り機器支持部の下部に落下防止金具を取り付け、上下二つの金具を介してワイヤをループ状に繋ぐことにより、落下防止金具間の吊りボルトのどこで破断が起きても、ループ状に張られたワイヤが吊り機器の落下を防止します。
O-T-9/(オーティーナイン)は吊りボルトに落下防止金具を横から挿入して設置できます。さらに中間挿入ナットと併用することで作業性が大幅に向上し、既存の対策と比較して設置作業時間を約1/3に短縮できます。
ループ状にワイヤを張る際にワイヤ端部にテンションバネを取付けてワイヤに初期張力を掛けることで、吊りボルト破断時に落下防止金具やワイヤに掛かる衝撃荷重を抑制します。また、テンションバネが伸びることでワイヤに張力が掛かったことが目視確認できるため、作業者の腕力や感覚に左右されず、均一な施工品質が確保できます。
O-T-9の適用先 ・高所や狭所、障害物で振れ止め補強が行えない機器 ・落下防止用の吊元が取れない既存設備 ・振れ止め補強を施しても地震時に落下が懸念される重量機器 O-T-9の適用先
・吊りボルト径:W3/8 ・4本吊りの機器・設備類:総重量100kg以下