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BEMSデータ解析ツール

汎用DB:詳細

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技術概要

建物のBEMS(Building Energy Managemen System;ビルエネルギー管理システム)から提供される設備機器の運転実績データ(以降、BEMSデータ)の一元管理と共有化をはかり、かつ、社内に蓄積されている他の建物のBEMSデータとの比較評価や監視ポイントのマッチングをAIで実現する、新たなBEMSデータ解析ソフトです。この社内向け業務支援ツールを活用することで、お客様の設備の省エネと安全運転につなげる、よりタイムリーな提案を行い、お客様の建築設備システムの運用の最適化を目指します。

データベース化機能

独自開発したソフトウェアにて、各建物に納入されているBEMSから出力されるデータファイル(CSV、XLS、XLSX形式)を、サーバに取り込み、グラフ化して運用実績を解析します。本ソフトウェアでは、主要BEMSメーカのファイル形式が登録されており、形式を選択してデータ配列の設定を補完し、容易にデータベース化が可能です。監視ポイントの抽出や加工を施したデータを指定書式のCSVファイルに出力したり、折れ線グラフや散布図、円グラフ、棒グラフをユーザーが任意に選択してグラフ化したり、分析用のグラフテンプレートを選択して出力することが可能です。

ネットワーク化機能

 社内サーバに、共有のBEMSデータ解析ソフトを配置しており、セキュリティ性の高い社内イントラネットに繋がる関連職員により、データ管理やグラフ作成が可能で、情報の共有化を図ることが出来ます。また、Webブラウザでもグラフ化することができ、関係者がいつでも容易に閲覧可能であり、ユビキタス環境による作業の活性化が図れます。

AIによるポイント名称マッチング機能

 自然言語処理と機械および深層学習(Deep Learning)を組み合わせた監視ポイント名称のマッチング方法を構築しています。入力したデータの現場ポイント名称に対し、複数のマッチング候補リストが作成され、ユーザーが正解を提示するとマッチング精度が向上する仕組みになっています。深層学習を利用し、「システムを使えば使うほど自動的にマッチング性能が向上する」ことになります。


従来法からの改善効果

従来は、各社員が汎用の表計算ソフト(Microsoft Excel※1など)を利用して、データ解析や提案資料の作成を行うことが大多数でした。しかし、長期間のデータを扱いファイルサイズが大容量となるため、データ間で四則演算などの計算を行う場合や繰り返しグラフ化をして運転状況を確認する場合などに、汎用の表計算ソフトでは処理完了までの待ち時間が非常に長くなりました。本ソフトウェアは、大容量のデータベースから必要なデータを抽出・間引きする機能や、データ間の各種演算を行う機能、繰り返しのグラフ化に優れており、特に大容量ファイルを扱う際は、従来法より大幅な時間短縮および作業効率化が望めます。

また、セキュリティ性の高い社内ネットワーク上で共有される過去の分析事例や提案・改善手法を、社内で水平展開することで技術的対応力を高め、お客様の建築設備のより適切な運用をご提案するのに役立てます。

 ※1 Microsoft Excelは、米国 Microsoft Corporation の、米国およびその他の国における商標または登録商標です。

対応施設

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