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地熱トルネード工法®

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技術概要

地中熱は十数度の低温エネルギーであり、深さ5~10m以深の不易層温度(年間一定)を利用します。
その温度は、年間平均気温を1~2℃高く、東京は約16℃です。

地中温度は外気よりも夏は低く冬は高いので、ヒートポンプ(エアコン等)の熱源や、外気の予冷・予熱(アースチューブ、クールトレンチ等)に用いて、冷暖房システムの省エネを図ります。
また夏場のヒートアイランド現象を抑制する効果があると言われております。

地熱トルネード工法®

本工法は、二重らせん状の採熱管(ダブルスパイラルチューブ®)を縮めた状態で予め既製杭の内部に設置し、杭施工時に採熱管を伸長させて設置するものです。

採熱管の設置作業を削減でき、コストダウンを可能とした工法となっています。

本工法は当社とジャパンパイル株式会社(東京都中央区)の両社で特許を取得しています。
(特許第5780663号)

特長その1

「地熱トルネード工法®」は、図-1に示すように予め既製杭内部にスパイラル状の採熱管を設置し、施工機械で伸長して配置するため、採熱管を設置するための専任の作業員を削減できます。また、従来通りの既製杭プレボーリング工法における回転埋設施工が可能となっています。

特長その2

従来の基礎杭を利用した地中熱利用では、
①採熱管を正確な位置に設置できないこと、②採熱管を杭外側に配置する場合は採熱管損傷の危険性があること、などの問題点がありました。写真-1は「地熱トルネード工法®」で埋設した杭を掘り起して半割にし、採熱管の配置状況を確認したものです。写真-2のように埋設前に設置した採熱管が正確に配置されていることが確認できました。また、2回の施工実験により、過度に杭を回転させながら埋設した施工においても水圧試験により採熱管の健全性を確認しています。

特長その3

従来の基礎杭による地中熱利用方法では、杭上部に配置されている採熱管が根切り掘削時の障害となり、施工機械などで損傷する場合がありました。しかし、「地熱トルネード工法®」は杭頭部に採熱管先端を配置するため、根切り掘削時の障害とならず、スムーズな掘削施工が可能となります。

特長その4

従来の工法では、埋設後の採熱管の性能に関する詳細なデータの報告はわずかでした。「地熱トルネード工法®」では写真-3に示すように、千葉県において2年以上に渡る長期採放熱測定を行っており、地中熱利用に関する正確な設計熱量を提供することができます。すでに、測定結果については日本建築学会、空気調和・衛生工学会、日本地熱学会等で報告しております。

対応施設

オフィスビル・庁舎商業施設ホテル・住宅医療・福祉施設教育施設文化施設スポーツ施設交通施設データセンター地域熱供給施設エネルギープラント原子力発電所研究施設半導体・液晶工場精密機械工場医薬品工場食品工場印刷工場物流施設

特長

省エネZEB見える化 システム

関連技術

お問い合わせ窓口

お問い合わせ窓口:技術開発研究所