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二酸化炭素施肥制御技術「C-BRES」®

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システム

技術概要・特徴

CO2を効率的に植物に吸収させ、生育環境を制御

システム概要

植物の生育には、光、温度、飽差(同一温度の空気の飽和水蒸気量と実際の水蒸気量と差[g/m3])、水分、CO2濃度、肥料などが関係しています。これらの植物生育環境を積極的に制御することにより光合成を活性化させ、単位栽培面積当たりの収量を向上させることができます。特に、光合成促進技術の1つとしてCO2の施肥が有効であることが知られており、注目されています。

そこで当社は、CO2を効率的に植物に吸収させるため、温度、湿度を管理しながら植物近傍(局所)のみCO2濃度を高くするCO2施肥制御技術「C-BRES」🄬(シーブレス)をアースコンシャス株式会社と共同で開発しました。

「C-BRES」は、タッチパネルを搭載した制御盤本体と各種センサ(温度・湿度・CO2濃度・照度)、電磁弁、遠隔用ルーターで構成されています。各種センサで計測した環境データは、制御盤本体に収集され、タッチパネルに表示されます。また、インターネットを介してお手持ちの端末で確認することもでき、遠隔監視、遠隔制御が可能なシステムです。



 

「C-BRES」の特徴

■植物近傍(局所)のみにCO2を与えるため、CO2の無駄が少なく、供給量を大幅に削減可能です。
■ハウス内作業者の空気質環境が改善されます。
■各種センサとの組み合わせにより、CO2施肥の時間や間隔を調整可能です。
⇒例えば、植物の光合成が活性化される時間帯である日中にCO2を供給し夜間に供給を停止したり、1日置きにCO2を供給したりなど自由に設定することができます。
■遠隔制御・遠隔監視が可能です。
⇒外出先などの遠隔地から農業用ハウス内の環境を確認、制御内容を変更することができます。


アンスリウム栽培にて実証試験を実施しました

C-BRESをアンスリウム栽培に適用した場合の生長促進効果について検証しました。栽培1年後のCO2施肥なしとCO2施肥ありのアンスリウムの草高を比較すると、CO2施肥ありの苗が生長し、CO2局所施肥制御による生長促進効果が確認されました。※
※ 当社検証実験によるデータ

 
 
CO2施肥なしとCO2施肥ありの比較

対応施設

研究施設精密機械工場医薬品工場その他