独立行政法人日本学生支援機構が発行する「ソーシャルボンド」への投資について

サステナビリティトピックス

2023.06.07

　新日本空調株式会社（代表取締役社長　前川伸二）は、このたび、独立行政法人日本学生支援機構（以下、「同機構」という）が発行するソーシャルボンド（第71回日本学生支援債券、以下「本債券」という）への投資を決定しましたので、お知らせします。

　

「ソーシャルボンド」とは、社会的課題の解決に資するプロジェクト（ソーシャルプロジェクト）の資金調達のために発行される債券のことであり、グリーンボンド⁽¹⁾とともに、ESG⁽²⁾投資の対象となります。本債券は、ICMA（International Capital Market Association／国際資本市場協会）が定義するソーシャルボンド原則に適合する旨、世界的なESG評価機関であるムーディーズ・ジャパンからセカンド・パーティー・オピニオン⁽³⁾を取得しており、「ソーシャルボンド」として発行されます。
本債券の発行による資金調達は、同機構が担う奨学金事業の内、貸与奨学金の財源として活用されます。
奨学金事業は、日本国憲法第26条や教育基本法第4条に定められる「教育の機会均等」や、国連の持続可能な開発目標（SDGs）⁽⁴⁾の内、目標4「すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。」の達成に資する等、我が国の教育面の課題解決に貢献します。
　当社は本債券をはじめとしたグリーンボンド・ソーシャルボンドへの投資を継続的に実施することで、今後も社会的責任を果たしてまいります。

<本債券の概要>

銘柄	第71回日本学生支援債券
年限	2年
発行額	300億円
発行日	令和5年6月7日

(1) グリーンボンドとは、気候変動の緩和や気候変動への適応、自然資源や生物多様性の保全、汚染防止および管理などに貢献するプロジェクト（グリーンプロジェクト）の資金調達のために発行される債券のこと
(2) ESGとは、環境（Environment）、社会（Social）、ガバナンス（Governance）の英語の頭文字を合わせた言葉。「ESG投資」とはこれらの要素を重視・選別して行う投資のこと
(3) セカンド・パーティー・オピニオンとは、グリーンファイナンス、ソーシャルファイナンスなどの各種ESGファイナンスにおいて、ICMAなどの国際的な原則によって取得が推奨されている第三者評価（外部評価）のこと
(4) 持続可能な開発目標（SDGs）とは、2015年9月の国連持続可能な開発サミットにて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が掲げる、加盟各国が2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットのこと

新日本空調グループのSDGsへの貢献について
https://www.snk.co.jp/csr/

　新日本空調グループは、企業が中長期的に持続的成長を目指す上で重視すべき３つの側面、環境（Environment）、社会（Social）、企業統治（Governance）を視野に入れたESG経営を実行しています。当社グループの事業特性を踏まえた上で、ESG経営の観点から、あらゆる事業活動における課題を特定し、中長期的取組み目標を定め、SDGsに代表される国際的社会課題の解決に資する事業活動を推進します。
　本リリースの取り組みは、SDGsにおける2つの目標に貢献しています。

目標 4：質の高い教育をみんなに
目標 17：パートナーシップで目標を達成しよう