建物の生涯を見据えて、安心と快適を提案します。
~リニューアルと24時間メンテナンス~
20世紀後半のビルは、付加価値を高めグリーン化、インテリジェント化、IT化に対応するなど長期にわたり維持・管理するために積極的なリニューアルが求められています。
また、20世紀に創造された財産をどう守り、いかに長期的に資産として活用していくかという「新しい可能性を探る時代」になったとも言えます。
新たな時代にこそ、新日本空調グループのノウハウを皆様の大切な資産の長期的な維持・管理・運用にお役立てください。
リニューアルのワークフロー
お客様が何を目的としてリニューアルされるのか・・・。私どもはこれまでの豊富な経験と設備状態の科学的調査・診断結果に基づき、独自の保有技術などを用いて、最適なリニューアル計画をご提案いたします。また、施工後のメンテナンスまで長期的に関わらせていただきます。
現状把握
お客様からのご相談
さまざまな要因が複合して、改修へと至ります。多岐に渡るお客様のご要望・ご相談にお応えします。
付加価値の向上 |
イメージアップ |
性能・能力向上 |
OA化・インテリジェント化 |
新機能付加 |
信頼性向上 |
機能の回復 |
劣化・老朽化の復元 |
歴史的建築の保存・修復 |
災害復旧 |
安全性向上 |
法規適合 |
危険防止 |
耐震化 |
電化 |
建築物の効率化 |
省エネルギー化 |
省スペース化 |
省人化 |
使用調整 |
その他 |
環境対策 |
高齢化・身障者対応 |
用途変更 |
社会情勢 |
ヒアリング
お客様からの相談を受けますと、まずヒアリングを行い、改修の「目的」「不具合」「対象範囲」の明確化を進めます。ニーズを十分に把握することで、お客様に沿った提案ができます。
診断・評価
劣化診断
建物の寿命は60年程度といわれます。その間、経年変化および社会・経済情勢の変化により、建物の機能、安全性、経済性などが低下します。その回復には設備の更新、すなわちリニューアルが欠かせません。リニューアル計画を立てる為に、まず設備の状況を正確に把握するため診断を実施します。
1次診断 |
(外観目視、ヒアリング・記録・保守管理状況の調査) |
2次診断 |
(測定機器を用いて各種データを収集・分析し、またサンプリング分析などを行う調査)
- X線調査
- 超音波肉厚調査
- 内視鏡調査
- 配管採取(抜管)調査
- ダクト内付着粉塵量の簡易評価法(デジタル画像法)
- ダクト診断システム
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3次診断 |
(大型機器などの分解分析による調査) |
▼リニューアル前の設備

▼リニューアル後の設備

診断では、主に次の観点に注目しながら、機器及び材料の物理的劣化を診ていきます。
機器 |
(1)部品調達の難易度
(2)劣化現象の程度
(3)性能低下の程度
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材料 |
(1)腐食、変色などの劣化現象の程度
(2)詰まり現象の程度
(3)機能状態(バルブの開閉機能、他)
(4)保温、仕上げ材料等の剥離湿潤など
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省エネ診断
建築物の利用に伴い排出される温室効果ガスの排出量は、温室効果ガスの過半を占めています。これを削減するためには、施設のライフサイクル(企画、設計、施工、維持管理、改修、解体)を通じて、省エネルギー性能を分析・評価し、マネジメントしていく視点が重要です。
各設備システムの省エネルギー性をエネルギー使用量の把握から診断・評価致します。
環境機能診断
各設備システムが有する機能のうち、環境諸要素、業務環境及び保守環境と設備システム等の整合性を診断します。
- 環境諸要素(温熱環境、空気環境、光環境、音・振動環境、保健衛生環境、他)が各種基準(ビル管法、他)を満足しているか、依頼者の要求レベルを満足しているか。
- 業務環境と各設備システムとの整合性(OA化に伴う電源供給、照明や空調環境など)
- 保守環境と設備システム等の整合性(保守・点検の難易など)
診断手法の種類を以下に挙げます。(○は「研究開発」のページへリンク)
- シミュレーション解析技術
- 熱流体解析技術
- 室内環境連携型動的空調シミュレーション ACE‐Vids®
- 空気イオンシミュレーション
- 騒音シミュレーション
- エネルギーシミュレーション
- 空調負荷シミュレーション
- 非定常温度シミュレーション
- 分子シミュレーション
- 微粒子可視化システム
- ダクト堆積塵の評価技術
- 微量ケミカル分析技術
- 抗菌性能評価技術
- 建材からのアウトガス発生量評価技術
- 臭気評価技術
- 水蓄熱槽性能評価技術
- 管内水温の簡易計測技術
安全機能診断
主として、防災設備や消火設備を対象に、建築基準法や消防法等の現行法規との対比や、建築設備全般を対象とした各種の基準(例えば、新耐震基準等)との対比によって診断します。
- 現行法規との整合性
- 現行基準との整合性(新耐震基準など)
- 型式失効